De中軸不発もラミ監督開幕へ前向き

 「オープン戦、広島3-2DeNA」(12日、マツダスタジアム)

 2週間後に迎える開幕戦と同じ場所、そして同じ投手。3・25前哨戦で、苦しめられる結果となった。DeNAは広島・ジョンソンを相手に、5回を3安打6三振、無得点に抑えられた。ラミレス監督は「タフな投手。ビデオで確認したい。開幕までに、もう少し深く分析したいです」と振り返った。

 自慢のクリーンアップが封じられた。ロペスが2安打と気を吐いたが、4番・筒香、5番・ロマックはともに2三振だった。

 筒香は「コントロールがよかった」とジョンソンを認めつつ、「きょう対戦できた感覚を次に生かしたい」と前向きだ。1打席目は7球、2打席目は10球。ともにフルカウントに持ち込んで、計17球も球筋を見た。内容のある三振だった。

 ラミレス監督は「きょう対戦できてよかった。次までに対策を練りたいと思います」とポジティブに捉えた。抑えられたとはいえ、実戦でしか得られない生きた情報を入手できたことは最大の収穫。失敗を成功の糧にする。

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