明大・高山マルチ!最多安打にあと3本

 「東京六大学野球、明大5-3立大」(21日、神宮球場)

 明大が快勝し、勝ち点を挙げた。今秋ドラフト1位候補の高山俊外野手(4年・日大三)は2安打。3試合連続マルチ安打で通算124安打とし、高田繁(現DeNAGM)が持つ最多安打のリーグ記録にあと3本に迫った。法大は大勝で勝ち点1とした。東大は02年秋以来13年ぶりの勝ち点奪取はならなかった。

 大記録の頂を一気に視界に捉えた。高山が止まらない。開幕3戦で7安打。それでも「たまたま最初に出ただけ」と、笑顔も舞い上がることもなかった。

 初回は無死一塁からの中前打で先制点を演出。続く二回は2死三塁から、中前適時打で3点目をたたき出した。いずれもフルカウントからの巧打。「今日は崩れながらも体が残って、ヒットコースに打てたのが良かった」と、バットコントロールがさえわたった。

 技も心もぶれない。通算安打数は歴代3位に浮上。記録更新のカウントダウンに入った心境を「すごいプレッシャーを感じて、いろいろ考えることはある」と明かしつつ「いい緊張感になっている」と、前向きに受け止めている。

 1年春から積み上げてきた124安打。まだ、成長は止まらない。視察した阪神・平塚スカウトは「タイミングの取り方が早くなり、ボールの見極めもできるようになった」と、春から伸びた点を挙げた。「ここからが勝負」と高山。26日からの早大戦で歴史を塗り替えにいく。

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