日本ハム“切り札”大谷で3点呼ぶも…
「日本ハム3-6ロッテ」(31日、札幌ド)
“切り札”の早めの代打起用も、勝利につながらなかった。四回、日本ハム・大谷が併殺崩れで挙げた打点をきっかけに一時は逆転したが、投手陣が踏ん張れず再逆転を許した。栗山監督は「勝負を早くして、(大谷)翔平もあそこはいけたけど」。連敗に唇をかみ締めた。
2点を先制された直後の四回、指揮官は早々と動いた。1死満塁。今季、代打では一番早いイニングでの出場となった二刀流は、涌井の外角直球を素直にはじき返した。中前へ抜けそうな鋭い打球はクルーズに好捕され二塁封殺となったが、大谷は一塁への全力疾走で併殺を阻止。7日・ロッテ戦以来の打点を挙げた。
この一打をきっかけに大野、西川の連続適時打で一時は勝ち越しに成功。しかし指揮官は「勢いで一気にいかないといけなかった」と、この回の3点のみで終わった攻撃を悔やんだ。
大谷は今3連戦は野手待機。先発は次カード4日のソフトバンク戦となる。「ここからは結果が全て」と栗山監督。勝負の8月。二刀流の投打の活躍に期待だ。