糸井のポスティング移籍 今オフはNO
オリックス・瀬戸山隆三球団本部長(61)は15日、糸井嘉男外野手(33)について「今オフに出て行くということはないと思う」と、今オフのポスティングシステム(入札制度)によるメジャー移籍の可能性を否定した。
糸井は日本ハム時代の2012年オフ、ポスティングでのメジャー挑戦を球団に直訴した経緯がある。その直後の昨年1月にオリックスへトレード移籍。昨オフの契約更改では、「(メジャー希望は)でっかい大胸筋の中にしまっておきます。監督を胴上げしたい」と、夢を封印して優勝に貢献することを誓った。
海外FA権取得は最短で17年になるため、動向が注目されているが、瀬戸山本部長は「本人と話をする予定は一切ないし、糸井からもそういう希望は聞いていない」と会談予定がないことも明かした。
今季の糸井は首位打者、最高出塁率のタイトルを獲得。公式戦ではメジャーのスカウトが頻繁に視察に訪れるなど注目度は高い。しかしチームは18年ぶりのリーグ制覇、日本シリーズ進出を逃した。悔しさを来季にぶつけ、オリックスで優勝を目指すことになりそうだ。