敦賀気比3戦連続2桁得点で久々8強
「全国高校野球・3回戦、敦賀気比16‐1盛岡大付」(20日、甲子園)
敦賀気比が20安打で16得点。史上3校目の3試合連続2桁得点で盛岡大付を圧倒し、97年以来17年ぶりの8強だ。
二回に先制。1‐1の三回に浅井洸耶内野手(3年)の左越えソロで勝ち越すなど、この回12人の猛攻で8点だ。その後も攻撃の手を緩めず得点した。
最速150キロ右腕、松本は右肘痛を抱えていた。「速さは感じなかった」と浅井。それでも東哲平監督(34)は「ここまで打てるとは予想していなかった」と驚いた。
高い集中力の維持が打線好調の要因だ。フリー打撃では3球ごとに交代。1球にこだわる練習を続けてきた。浅井は「甘い球を逃さなくなった」と手応えを感じている。この冬は1日1000スイングを課した。スイングスピードを磨いてきたことも破壊力の源だ。
準々決勝は八戸学院光星が相手。「自分たちの野球をするだけ」と浅井。続く2桁得点が、敦賀気比ナインに自信を与えている。