梶谷連発!キヨシも絶賛DeNA4連勝
「広島4‐9DeNA」(3日、マツダ)
頼れる男の2発が、DeNAを4連勝に導いた。梶谷が三、四回に2打席連続本塁打。「タイミングの取り方を変えたら、球が見やすくなった。打つべき球が打てていますね」。連続試合安打も自己最長の13。昨季は8月以降で16本塁打を放った男が、絶好調宣言だ。
初回は無死一、二塁で二ゴロ併殺に倒れていた。「1打席目は探りながらだったので、2打席目は狙いを定めていました」。三回の一発は初球の直球を読み切って右翼席に4号2ラン。2本目は、追い込まれながら、右中間席に5号ソロ。「三振を怖がらず、いい感じで打てました」と振り返った。
今季は「追い込まれても自分のスイングをする」ことをテーマに臨む。「おっつけたりせずにいけた。(5本塁打中)追い込まれてから3本。価値があると思う」。有言実行の一発に納得の表情だ。
中畑監督も絶賛する。「梶谷の相手にダメージを与えるホームラン。みんなも乗せられた雰囲気だった」。今季最多の17安打を記録した打線を誘発した2発を評価した。
これで借金は4月20日以来の1桁となる9。「まだ行ったり来たりだよ。もっと返済したいな。“完済人”になりたいよ」と指揮官。梶谷は「4連勝と言わず、この波をもっと大きくしたい」。チームを軌道に乗せてみせる。