先発争う投手陣大炎上に仙さん大爆発!

 「楽天紅白戦、紅組2─5白組」(9日、久米島)

 闘将の不満が爆発だ。楽天がキャンプ初実戦となる紅白戦を実施。先発ローテ争いの当落線上にいる投手陣が成長を見せない投球を見せると星野仙一監督は怒りに身を震わせた。

 鬼の形相だった。四回表が終わると、戦況を見守っていた指揮官がスッと歩き出した。「見ていたって、しゃーないわ。どうしようもないピッチングばっかりやない!!」。無理もない。それほど期待外れの投手が続いた。

 まずは白組で先発した戸村だ。ボールが先行して、自らの首を絞める制球難は相変わらず。紅組先発の宮川も2回で5安打を浴び、紅組2番手の片山に至っては2回6安打と炎上した。

 「チャレンジしないヤツばっかりや。新人ならまだしも、5年も6年もたっているのに!!」。そう言うと、球場の外にあるブルペンに向かい、森山投手コーチに「何を教えとるんや!!」と説教を始めた。

 絶対エースの田中が抜けた穴は大きい。いくら素材が良くてもルーキーの松井裕(桐光学園)や2年目の森に計算は立たない。だからこそ「危機感を持ってくれないと困る」と中堅どころの発奮を期待していた。それがこの乱調。生存競争に勝ち残れない者はチームを去れ‐。闘将の顔にはそれほどの厳しさが漂っていた。

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