川藤節さく裂!藤原オーナーに直訴「ホンマにええ外国人取ってください」
阪神タイガースのOB会総会・懇親会が30日、大阪市内のホテルで行われた。川藤幸三OB会長(70)が、懇親会の冒頭のあいさつで登壇。いきなり同会初参加の藤原崇起オーナー(67)に対して、「ホンマにええ外国人を取ってください。もう役に立たん外国人はいりません!」と異例の直訴を行い、会場を沸かせた。
関係者約110人が出席した懇親会の冒頭で、いきなり“川藤節”がさく裂した。
「藤原オーナーがご列席でございますので…オーナーにお願いしたいのは、ホンマにええ外国人を取ってください。もう役に立たん外国人はいりません!日本人の柱ができるまで、何とかそこまで矢野監督に力を貸してやってください」
懇親会の前に行われた総会では、早々に来季もOB会長続投が決まった川藤氏。すべてのチーム関係者、そして虎党の思いを代弁するように、OB会総会初参加の藤原オーナーに直訴した。
続いて壇上に上がったオーナーは「われわれも矢野監督とともにフロントが一体となってこの“難問題”に取り組んでいくという姿勢でございますので、よろしくお願い申し上げます」とあいさつの中で返答。基本合意に達したボーアだけでなく、流出危機となっているジョンソン、ドリスが退団した場合の補強についても約束した。
突然の直訴の真意を川藤氏が明かす。「ちゃうねん。日本人の柱っちゅうのが、一番理想や。ホンマはエースと4番は生え抜きで育てなアカンけど、時間がかかるっちゅうのは、ここ数年を見てても分かるやろ。その間は外国人に頼るしかないんや。それをオーナーにお願いしたんや」
エースと4番は日本人が理想。その考えは矢野監督も同じだ。「オレも監督の理想として、エースと4番というのは育てたい。それがチームの一番安定につながるということになるし、タイガースファンも一番それを求めている部分。それも追っ掛けていく」
一塁専門のボーアの加入で勃発するマルテと大山の三塁争い。それも“日本人の柱”を育てる上での過程だ。矢野阪神は理想をしっかりと追い求めながら、来季は15年ぶりリーグ制覇も目指していく。
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