子猫の遺棄相次ぐ 段ボール箱で用水路に捨てられた3匹、黒いビニール袋に入れられた子猫も…NPO法人「命を絶つ行為は断じて許せない」

「遺棄が続きます…用水路で半分水に浸かりながら必死で上がろうとしていた子猫3匹身体は藻でいっぱいだったようです

この子達は死にたがっていません 生きようとしています…そんな子の命を絶つ行為は断じて許させません

動物の遺棄には懲役や罰金が課せられます」

高知県南国市内の用水路に段ボール箱に入った子猫3匹が遺棄されたことが分かりました。

地元で動物愛護活動に取り組むNPO法人「アニマルサポート高知家」(代表・吉本由美、以下アニサポ)によると、4月18日15時半ごろ、用水路の近くで農作業をしていた男性からアニサポに「子猫を保護したがどうしたらいいか」と連絡が入ったとのこと。男性に対して警察への通報や保護後のアドバイスなどを電話越しに伝え、その後アニサポのメンバーが子猫たちを引き取りました。

保護した男性によると、子猫の鳴き声が聞こえたため周辺を探したところ、用水路に段ボール箱を発見。中には体半分ほど水につかった子猫3匹の姿が…藻がついた体で必死に水路から上がろうともがいていたとのこと。すぐに3匹を保護して連れて帰り、お湯で洗って体を温めたとか。3匹は生後2、3週間ほどの赤ちゃん猫たち。今は、体調も良好で元気に育っているそうです。男性からの通報を受け、南国署が何者かが子猫たちを遺棄したとみて、動物愛護法違反の疑いで捜査しているといいます。

■4月から子猫の遺棄4件 死亡したケースも 

アニサポによると、高知県内では4月に入り、子猫の遺棄が4件発生しているとのこと。7日に安芸市内の路上で2匹、18日は南国市内の用水路で発見された3匹と中土佐町内の国道の車待避所に段ボール箱に入った子猫が見つかっています。いずれの子猫たちも無事で元気ですが、19日の高知市内に流れる久万川の中洲で見つかった子猫2匹は死亡。口を縛った黒いビニール袋に入れられ遺棄されていたそうです。また全ての遺棄事案は警察に通報済み。今回4月から子猫の遺棄が相次ぎ、アニサポはこう訴えます。

「春は猫の出産ラッシュシーズン。ですので毎年4月から6月は子猫の遺棄、保護相談が多く寄せられますが今回は2日間だけで3件の遺棄がありました。今後もこのような案件が多く発生するのではないかと危惧しています。動物の遺棄は犯罪で1年以下の懲役または100万以下の罰金。実際に検挙されることを広く知っていただきたいと思います。また飼い猫も外猫も不幸な命をつくらないように不妊化手術をお願いしたいです。高知県や各市町村では手術の助成金を補助していますし、アニサポでも不妊化手術の相談を受け付けています。

そして今回の遺棄された子たち…死にたいとは思っていませんでした。生きたいと用水路を必死で上がったり、真っ黒な袋の中で必死で鳴いていたり。命の重さは平等です。動物にも優しく命を大事にする社会を今こそ地域で作っていく時代だと思います」

飼い犬や猫などの遺棄。2020年6月に施行された改正動物愛護法により、飼い主がペットを捨てた場合、これまで100万円以下の罰金刑だけでしたが、1年以下の懲役刑が加わり、厳罰化されました。犯罪です。大切な命を捨てないでください。

(まいどなニュース特約・渡辺 晴子)

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