【野球】阪神 森下の小学校訪問で奇跡!手をつないだのは初代ミスタータイガースのひ孫 実は「誕生日も一緒なんですよ」
偶然の出来事だった。5日にゲストティーチャーとして尼崎市立園和北小学校を訪れた阪神・森下翔太外野手(23)。デイリースポーツ紙の1面にもなった写真で手をつないでいたのは、初代ミスタータイガース・藤村富美男氏のひ孫だったのだ。
森下本人はそのことを全く知らず。「そうなんですか?知らなかったです!」と驚いた様子。「隣にいたんでたぶんしゃべりましたね」と笑顔で思い返した。2000年生まれの森下にとって、藤村氏は生まれるよりもずいぶん前に活躍した大先輩。失礼ながら、「藤村さんのこと知ってる?」と聞いてみると森下は「永久欠番の人ですよね?」と即答した。
生活している独身寮「虎風荘」の中に藤村氏のパネルが設置されており、それで知ったという。森下が記憶していたのにはさらなる理由があった。「誕生日一緒なんですよ。その展示見て『あ、誕生日一緒なんだ』って思って」。偶然にも2人は同じ8月14日生まれ。藤村氏が生まれた84年後に森下は誕生し、同じタイガースに入団した。「運命的ですね」と笑顔を見せた森下。ひ孫との交流も偶然ではなかったのかもしれない。
首位打者、最多安打2回、本塁打王3回、打点王5回、最優秀選手1回、ベストナイン6回など数々の伝説を残した藤村氏。森下がその後を継ぎ、いつか「ミスタータイガース」と呼ばれるスーパースターになることを期待したい。(デイリースポーツ・山村菜々子)