元鳥取知事の片山氏、西村大臣へ「あなたの方が先に勘違いしてたと」
元鳥取県知事の片山善博氏が7日、TBS「ひるおび!」にリモート出演し、大阪府の吉村洋文知事へ「勘違いしている」「強い違和感」などと不快感を示した西村康稔経済再生担当大臣について言及。論理的には西村大臣が正しいとしながらも、「勘違い」の原因を作ったのは「西村さんの側」と、国側を非難した。
番組では、吉村知事の“謝罪SNS”について取り上げた。緊急事態措置の解除基準を国が示さなかったことに不満を見せた吉村知事へ、西村大臣が「強い違和感」「勘違いしている」など、不快感を示していた。
これに、知事経験者の片山氏は「論理的には西村さんの方が正しい」とした上で「吉村さんが仮に勘違いをしていたとすれば、勘違いの元を作ったのは西村さんの側」と国側にも責任があると指摘。
「というのは、緊急事態宣言が出されたときに、それだけじゃなくて、知事の権限まで事細かく押しつけようとした」と語り、具体例として、国は外出自粛要請をして2週間後に事業者側への自粛要請をすべきとしていたことを挙げた。
片山氏は「細かいことまで全部国に協議しなさいと、知事の権限を基本的対処方針なる文書でしばっちゃおうとしたわけです」とも語り、吉村知事が“勘違い”するのも「やむを得ない面があったと思う」と同情した。そして「西村さんも吉村さんに『勘違いするな』というなら、あなたの方が先に勘違いしてたんだろうと、元知事経験者の私は思う」とピシャリ。
「その上で、吉村さんは『確かに勘違いしてた、ごめんなさい』と言ったんだから、西村さんも『最初から勘違いしてた、ごめんなさい』と言わないとバランスとれない」とも語っていた。