宇野昌磨が現役引退発表「素晴らしい競技生活を送れたことにとても感謝しております」【全文】 14日に記者会見

 フィギュアスケートの22、23年世界王者の宇野昌磨(26)=トヨタ自動車=が9日、自身のインスタグラムを更新し、現役引退を発表した。

 全文は次の通り。

 「皆様、こんにちは 宇野昌磨です。

 この度、現役選手を引退する決断を致しました。

 今日まで競技者としての僕を応援してくださった皆様、支えてくださった皆様 本当にありがとうございました。

 5歳の時にスケートと出会い、21年間続ける事ができ、素晴らしい競技生活を送れたことにとても感謝しております。5月14日に引退の記者会見を行い、僕の想いや、今後の活動についてはその場でお話させていただきます。

 会見はトヨタイムズでLIVE配信されますので、ご覧いただければ幸いです。

 引き続き、宜しくお願いいたします。

 宇野昌磨」

 宇野はこれまで、個人では18年平昌五輪で銀メダル、22年北京五輪では銅メダルを獲得するなど第一人者として活躍してきた。昨季は出場した試合全てで優勝し、グランプリ(GP)ファイナルを初制覇。世界選手権で2連覇を達成したが、今季はGPシリーズ2戦、GPファイナル全てで2位だった。昨年12月の全日本選手権こそ制し、今年3月の世界選手権のショートプログラム(SP)は今季世界最高点で首位発進と貫禄を見せたが、フリーでは若手3人に逆転を許し、4位だった。世界選手権後は進退について熟考する姿勢を見せていた。

 4月30日に15年から代理人契約を結んでいた「ユニバーサルスポーツマーケティング」との契約満了が発表され、交際中のフィギュアスケーター、本田真凜さんも所属する「ヒーローズマネジメント株式会社」に移籍することが発表されていた。

 4月24日に日本スケート連盟が発表した強化指定選手には名前を連ねていたが、竹内洋輔強化部長は「現状(連絡などが)何も出ていない選手はそのまま」と、説明していた。

 ◆宇野昌磨(うの・しょうま)1997年12月17日、名古屋市出身。5歳の時、リンクで浅田真央さんに声をかけられてスケートを始めた。中京大中京高から中京大に進学。五輪は18年平昌で銀、22年北京は銅メダルを獲得した。22-23年シーズンはGPファイナルを初めて制覇し、世界選手権では2連覇を果たした。158センチ、55キロ。

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