オリックス山本、2回4Kパーフェクト!開幕ローテへ前進 ロッテ・スコアラー警戒
「オリックス紅白戦、紅組0-0白組」(11日、宮崎市清武総合運動公園SOKKENスタジアム)
オリックス3年目の右腕、山本由伸投手(20)が11日、紅白戦に初登板し、先発で2回を4奪三振のパーフェクトに抑え込んだ。最速147キロ。先発転向へ不安を感じさせない滑り出しだ。
3者三振と圧巻の立ち上がりも、山本は納得していなかった。「ボール先行だったので」。二回は変化球を修正して、テンポも取り戻した。しかも新球シュートを試し、緩急をつけるためのカーブも使った。ネット裏で視察したロッテ・高木スコアラーは「真っすぐとカットだけでも打てないと思っているのに、投球の幅を広げられては簡単には打てない」と警戒感をさらに強めたほどだ。
昨季はセットアッパーとしてリーグ2位の36ホールドポイント(HP)。金子と西の移籍により、西村監督は「力のある投手だから先発をやれるようになってほしい」と要求。自らも望んだ先発。問題のスタミナ養成は「オフにしてきた」と不安はない。