エイシンプレストン死す 28歳 福永祐一とG1・4勝「自分をつくり上げてくれた一頭」
99年朝日杯3歳S、01年香港マイル、02&03年クイーンエリザベス2世Cを制したエイシンプレストンが2日に28歳でこの世を去ったことが分かった。4日にジャパン・スタッドブック・インターナショナルが公式Xで発表した。
グリーンダンサー産駒の同馬は99年11月に栗東・北橋修二厩舎からデビュー。3戦目に朝日杯3歳S(現朝日杯FS)でG1初制覇を飾ると、香港でG1・3勝など、全レースで福永祐一騎手(現調教師)が手綱を取った。通算32戦10勝。03年12月の香港C(7着)を最後に引退して、種牡馬入り。種牡馬引退後は北海道浦河町の栄進牧場で余生を過ごしていた。
福永師「特別な思い入れのある馬です。最初から最後まで他の騎手が乗らずにG1を勝ちましたし、朝日杯3歳Sは北橋厩舎にとって初めてのG1のタイトルでした。香港では殿堂入りまであと1勝。思い出は尽きないですが、28歳で長生きしてくれたと思う。自分をつくり上げてくれた一頭です。あの馬が教えてくれたことを糧に頑張っていきたいですし、海外で活躍できる馬を育てていきたいです」
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