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つれづれなるままに京の世界遺産へ 仁和寺、上賀茂神社、下鴨神社へ

 京都にある世界遺産といえば何があっただろう。清水寺と金閣寺は間違いない。ほかにもいっぱいあったはずだけれど…分からん。「第44回 京の夏の旅 定期観光バス特別コース」が、「京都の世界遺産登録25周年」をテーマにツアーを実施しているので乗ってみた。主な目的地は仁和寺、上賀茂神社、下鴨神社。3つとも世界遺産だった。

 仁和寺と言えば思いつくのは徒然草の一節、仁和寺の法師のくだりだ。あとは桜。ソメイヨシノよりも遅咲きの御室桜。などと書くと情緒豊かな桜好きのオッサンみたいだが、雑誌の写真でしか見たことはない。徒然草もまるで覚えていない。そもそも古典は苦手だった。というか、はっきり言って嫌いだった。5段階評価で常に「2」だった。

 初めて仁和寺の境内に入った。中門から入ると左手に御室桜の群生地が広がっていた。ソメイヨシノに比べて背が低い。来年の春、満開のころに来てみたい。花をめでる余裕が財布と心にあればだが。ありますように。

 金堂(本堂)に入った。薄暗い。目が慣れるのに少し時間がかかった。京都SKY観光ガイド協会の上田廣さん(73)が仁和寺の歴史を説明してくれた。仁和寺の名前は「仁和」という元号に由来するそうだ。仁和とは元号だったのか。

 創建は仁和4(888)年。第58代光孝天皇が建立を発願し、息子の第59代宇多天皇が遺志を継いで完成に至った。宇多天皇はその後出家し、法皇となった。後に仁和寺に御座所を設けたことから付近が「御室」と称されることになったという。余談だが、電気機器メーカーのオムロンは、かつてこの地に本社を置いていたことから社名を「オムロン」とした。同社のホームページにも明記されている。

 さらに余談だが、応仁元(1467)年に始まった応仁の乱の時、仁和寺は西軍の陣地となり、東軍が放った火によって伽藍(がらん)と呼ばれる主要建造物のほとんどが焼失した。約160年後、徳川家光が再興を申し入れ、創建時の姿に戻っていった。あ、これは余談ではないか。

 昼食は1855(安政2)年創業で御所御用もつとめた「有職京料理 西陣魚新」で。通常なら最もリーズナブルな料理でも3000円。ツアー代は9500円なのでちょっぴりお得感がありました。

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