佐藤隆太も食べた絶品バイキング 神戸「カトレア」

 荘厳な雰囲気が漂う「神戸ホテルフルーツ・フラワー」
 レストラン「カトレア」の調理チーフ渡邊圭太さん
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 大人気コミックの実写映画化で話題の「鋼の錬金術師」(曽利文彦監督、ワーナー・ブラザース配給)が12月1日、公開される。劇中、荘厳な軍司令部として登場しているのが「神戸ホテルフルーツ・フラワー」(神戸市北区)の建物だ。ホテル内レストラン「カトレア」で、おなかがすいた出演者、スタッフらが空腹を満たした。和洋中がそろったバイキングが人気。パーク内ではクリスマスイルミネーションもスタートしている。

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 舞台はヨーロッパの架空の町。神戸ホテルフルーツ・フラワーの外観がハクロ将軍(小日向文世)、マスタング大佐(ディーン・フジオカ)、ヒューズ中佐(佐藤隆太)らが所属する「東方司令部」となった。

 1993(平成5)年オープンの同ホテルは、オランダ王立美術館をモデルに建設されたというだけあって、重厚なたたずまい。主人公、エド(山田涼介)とアル(声:水石亜飛夢)の兄弟の故郷や、石畳の路地でのアクションシーンなどはイタリアでロケが行われているが、同じ町だと見まがうほどだ。

 同ホテルは有馬温泉と同じ泉質を持つ天然の「大沢(おおぞう)温泉」も自慢。95(平成7)年に発生した阪神・淡路大震災でもほぼ無傷で、多くの被災者の避難場所になった。

 ホテル1階にあるレストラン「カトレア」は撮影中、出演者、スタッフ、エキストラらの食事場所に。和の総菜から、すし、イタリアンピザ、天然酵母のパンにデザートまで50種類以上のメニューがズラリ。

 しかし、せっかくの料理を楽しむ時間はなかったようで、飲料サービス課長の筒井裕矢さんは「撮影の時は皆さん、時間が出来た方からササッとすぐに召し上がれるカレーやサラダなどで済まされていましたね」と振り返った。「これからの季節はおでんやポトフなどあったかフードもお目見えしますよ」。

 調理チーフの渡邊圭太さんが指導する「キッズシェフ」も好評。3歳~小学校低学年向けの料理教室で、渡邊さんは「2カ月に1度の開催で、季節に合わせてテーマを決めています。12月はブッシュ・ド・ノエルを作る予定です」と、まきの形をしたクリスマスケーキ作りに挑戦する。

 同ホテルは「道の駅 神戸フルーツ・フラワーパーク大沢」内にあり、広々とした敷地は散策にも最適。歩いているとモンキー劇場に出演するわかばちゃん(雌・2歳)に出合った。トレーナーの宇都宮舞さん(21)と息もピッタリ。「敬礼!」のしぐさに気分はほっこり。

 パークではまばゆい光が美しい「神戸イルミナージュ」がスタート。わかばちゃんなど出演のショーも行われている。

◆アクセスなど 神戸ホテルフルーツ・フラワー(神戸市北区大沢町上大沢2150)。レストラン「カトレア」はランチ午前11時半~午後3時(ラストオーダー同2時半)大人1728円~。ディナー午後5~9時(ラストオーダー同8時半)、同3672円~。JR三田駅から無料シャトルバスあり。「神戸イルミナージュ」は来年2月12日まで。レストランの問い合わせTEL078・954・1002。

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