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「ゴルゴ13」のすべてがここにある

 「ゴルゴ13」の連載50周年を記念した特別展に出席したさいとう・たかを氏=大阪文化館・天保山
 さいとう・たかを氏が「ゴルゴ13」で描いた女性たちの原画
 貴重な雑誌の数々が展示
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 人気漫画「ゴルゴ13」の連載50周年を記念した特別展「さいとう・たかを ゴルゴ13」(来月27日まで)が、大阪文化館・天保山(大阪市)で開催されている。初公開を含む原画約60点などに加え、作品が完成するまでの制作工程、ゴルゴが使ったライフルの復元モデルを展示。ファンはもちろん、初めて触れる人でもたまらない内容だ。さいとう氏は「私自身がぶったまげた」と充実した内容に驚き、「若いときに描いた力強い絵を特に見てほしい」と来場を呼びかけた。

 ◇   ◇

 「ゴルゴ13」に登場したあまたの美女の原画が壁一面にあった。国籍も年齢もよく分からない女性たち。色っぽいまなざし、おびえた表情、挑むような目つき。

 さいとう氏は自らを“女性崇拝者”と言い切り、日頃から「女性は男性より偉い」と口にしているという。だからなのか、どの女性も美しい。

 特別展は5部構成。印象深かったのは第4章の「制作」。「ゴルゴ13」ができあがるまでの工程を分かりやすくまとめて展示している。第1段階としては、さいとう氏の手元に脚本が届き、これをさいとう氏が読み込むことからスタートする。展示パネルではビッグ・コミック2017年6月25日号に掲載した作品ができあがるまでをコンパクトにまとめている。

 内覧会に出席したさいとう氏は連載が50年も続き、絵が変わったかどうかについて「どんどん変わった」と話し、「自分ではそんなつもりはなかったが若い時の線は全然迫力がある。80のじじいでは出せない。悔しい。無理やり年を取らされた。若い頃の絵を見て欲しい」と熱を帯びた口調で訴えた。

 「ゴルゴ13」は1968年11月にビッグ・コミックで連載が始まった。主人公の謎のスナイパー、デューク東郷が初めて登場したシーンなどの原画も展示されている。デューク東郷が愛用するライフル・アーマライトM16のモデルガンを持ち、記念撮影できるコーナーもある。重量はずっしり本物級。スコープをのぞくのは意外と難しい。特別展は11月27日まで。

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