甦った!扇形機関車庫~岡山・津山
京都鉄道博物館の梅小路機関車庫に次ぐ現存2番目の大きさを誇る津山扇形機関車庫が「津山まなびの鉄道館」として装いも新たによみがえった。歴史ある車庫内に13の保存車両がズラリと並ぶ姿は、鉄ちゃんならずとも多くの人気を集めそうだ。
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07年に初めて訪れた扇形機関車庫は、薄汚れて割れた窓ガラスが痛々しく、収蔵車両もDE50など4両だけの寂しいものだったが、懐かしさあふれる「鉄ちゃんのふるさと」に変わっていた。
近代化産業遺産でもある扇形機関車庫は36(昭和11)年建造。JR西日本は07年以降、収蔵車両を増やし、期間限定で公開していたが、「若い世代に鉄道遺産を伝える施設を」と1年間のリニューアル期間を経て、建物・施設はJR西日本岡山支社が管轄、津山市観光協会が運営、津山市がバックアップと“三位一体”の「津山まなびの鉄道館」として4月2日にオープンした。
「窓ガラスも1枚1枚張り替えています」とは副館長の森元哲人さん。GWだけで1万人も訪れたという。
54(昭和29)年製の転車台を“扇のカナメ”に、日本の非電化区間を駆け抜けた13両の車両が“そろい踏み”。1両だけ製造されたディーゼル機関車DE50型は、扇形機関車庫の顔だ。中でも14年に閉館した大阪・交通科学博物館から“嫁入り”してきたD51・2号機は人気を集めている。
「京都鉄道博物館よりも規模は小さいけど、車両の個性や環境は負けていない」と森元さんは胸を張る。鉄道模型ジオラマの新調や、収蔵資料の公開など今後も随時魅力的な展示企画を検討中だという。
ホルモンうどんや津山城の桜だけではない。津山の魅力がまたひとつ増えた。
◆アクセス 岡山から津山線の快速「ことぶき」に乗り換えて約67分。津山駅下車徒歩約10分。
◆開館時間 9~16時(最終入館受け付けは閉館時刻の30分前まで)
◆休館日 毎週月曜と12月29~31日
◆入館料金 大人(高校生以上)300円、中・小学生100円、小学生未満は無料
◆問い合わせ 津山まなびの鉄道館 TEL0868・35・3343
