トレーナーとの間柄?

 【8月3日】

 女優生命を支えてくれているコーチ的な存在。トレーナーと選手のような間柄…。例の、再ブレーク女優さんのアレだ。釈明としては苦しいような気もするけれど、この手の情事は我々が首を突っ込んで咎めるものでもない。まあ、とはいえ、オッサン世代のアイドルだからちょっぴり興味はあったりする。僕が中学3年のときに流行った『卒業』のイメージからすると、彼女は清純であってほしい…なんて勝手なことを思ったり。

 トレーナーと選手のようなねぇ…。しつこい?ええ、プロ野球界に関わっていると、よく耳にする「間柄」でもあるもんで…。

 余談はさておき…。選手にとってトレーナーという存在が一年中欠かせないことはよく分かる。治療しかり、トレーニングしかり。特に、この夏場の体調管理がチームの浮沈を分かつと言っても大げさではない。とりわけ屋外球場での練習時間は、最近の言葉でいうと「ヤバい」やつだ。僕のような運動不足の40代が仮に同じメニューをやれば、間違いなく医療機関へ搬送される。酷暑の季節をいかに乗り切るか。サポートがなければ生きていけない世界である。

 「サムイの?」。試合前、扇子でパタパタやりながらマツダスタジアムの通路を歩いていると、ランディ・メッセンジャーから日本語で声を掛けられた。「なんでやねん」と冴えないツッコミを入れると、ランディは「俺は余裕」くらいの笑顔でウインクしてきた。

 来日7年半、大きな故障なく主戦を張る怪物右腕は別格として、普通これだけ暑いとどうなるか。どうしても食欲が落ちるので体重が減りがちになる。体重が落ちれば体力も落ちる。選手にとっては夏場の「減」は死活問題なのだ。夏に強かった現役時の金本知憲も例外じゃなかった。「対策?とにかく食べること。体重を減らさないためには食べるしかないから。タンパク質を多くとってね」。今は体重減の悩みからも解放され、少しふっくらした金本は昔を振り返りながら実体験を語った。

 そういえば、このチームには以前から体重で悩んでいた選手がいる。気になっていたので聞いてみた。「いや、この夏は全然、落ちていないですよ。理由?いろいろと、あります。特に大したことではないんですけど、色々と聞いて…。やっぱり(体重減は)パフォーマンスに関わるものだと思いますから」。大和である。野手では最軽量で、太りにくい体質の改善に取り組んできた。助言を請い、サプリメント摂取など、試行錯誤しながら今夏は良好なコンディションを維持しているという。

 初回4点目の適時打も価値があったし、六回の守備も素晴らしかった。何度も書くけれど、ディフェンスの軸を体調万全の大和が担えば野球が締まる。

 この夜は土壇場で広島の攻勢にやられ、猛暑がこたえた。自力優勝が…それはもういい。福留孝介の初回のランを見ても、猛虎のコンディションは全体的に悪くないように感じる。まだまだ鯉に食らいつく夏にしたい。=敬称略=

編集者のオススメ記事

吉田風取材ノート最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス