阪神・村上 粘投報われず 今季初スライドで5敗目も前向く リーグワースト9被弾でも「どんどん攻めたい」
「広島3-2阪神」(27日、マツダスタジアム)
阪神先発の村上頌樹投手(28)は7回1/3を10安打されながら3失点と粘ったが、7勝目はならなかった。今季初のスライド登板ながら、今季14先発で13度目のクオリティースタート(先発で6回以上自責3以下)。大黒柱は次回登板でのリベンジへ、前を向いた。
報われなかった109球。村上は粘りの投球を続けたが、打線の援護なく力尽きた。今季5敗目を喫し、マツダスタジアムでは救援した24年9月27日以来、実に2年ぶりとなる敗戦投手に。それでも、帰阪のためスーツ姿に着替えたエースの視線は、前を向いていた。
「誠志郎さん(坂本)と話し合いながらやってましたし、また来週も当たると思うので、このままズルズル行かないようにしたいなと思います」
勝負が決したのは2-2の八回だ。売り出し中の先頭・名原にこの日4安打目を許すと、1死一、三塁から坂倉に勝ち越しの右前適時打を浴びた。ここでピンチを残したまま降板。「イニング途中で代わってしまうのはリリーフにも迷惑をかける」と悔やんだ。
両チームとも流れに乗れない試合展開。1-0の二回1死二、三塁で迎えた打席では、スリーバントスクイズを仕掛けたが、空振りに倒れ、三走・木浪も挟殺アウトに。難しい局面だったが、「バットには当てたかった。帰って練習したい」と反省を口にした。
とはいえ、今季初のスライド登板で奮闘を見せた右腕は責められない。10安打を許しながらも、終わってみれば7回1/3を3失点。今季14先発で13度目のクオリティースタート(先発で6回以上自責3以下)と、好調とはいえない中でも役目を果たし続けている。
三回には名原に同点ソロを献上し、リーグワーストの今季9被弾目となったが、「気にしすぎて、ボール、ボールになってフォアボール、そういうのが一番良くない。また、どんどん攻めたい」と冷静に話した右腕。このままのローテで回れば次回登板は、本拠地に戻って再び広島との対戦となり、すぐに雪辱の機会が巡る。「自分としては勝つ確率を上げる、ゼロに抑えれば勝てるので、それを増やしていきたい」。大黒柱として、どんな状況でも逃げずに腕を振る。
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