阪神・ドラ1立石 復調気配4戦連続安打「着実にやりたいことができる打席が増えている」
「ソフトバンク6-2阪神」(10日、みずほペイペイドーム)
スカッと快音を奏でて、3球団競合ドラ1の意地を見せた。阪神・立石正広内野手(創価大)は復調気配を示す4戦連続安打をマーク。昨季の日本シリーズ覇者へ真っ向からぶつかった。連夜の快打で存在感を放っている。
「着実にやりたいことができる打席がちょっとずつ増えている」
2点リードの三回先頭だ。追加点が欲しい場面で、打席が巡った。またもや立石らしく早仕掛けが奏功する。2球目、ファーストストライクの直球を力強く引っ張った。「ファウルとかならずに1球で仕留められたので良かったと思います」。打球は三塁手・栗原の頭上を越え、左翼線へ転々と転がった。その間に二塁を陥れた。塁上で手をたたき、両手を上げて、喜びを表現した。
アウェーでこそ輝くのが背番号9だ。この日を含めて、ビジター成績は32打数13安打で打率・406と好成績を維持している。半面、ホーム成績は38打数4安打で打率・105だが、この男ならその壁も乗り越えてくれるだろうと期待感を抱かせる。
ただ先発・松本晴の前に二度、空振り三振に倒れた。それでも「失敗もありますけど、内容がないことが減っているので」と前向きだ。七回2死は藤川監督退場の直後の打席で三直に倒れた。時間がかかったリプレー検証など、難しい場面となったが「なんとか出塁したかった。でも振れていたのはよかった」と闘志をみなぎらせていた。
華麗な美技も披露。六回1死一塁で海野の打球は高くバウンドしたが、うまく合わせて捕球し、ジャンピングスローで三ゴロとした。「右バッターだったので来る予感があった。準備できていたと思います」と手応えをにじませた。
昨季、日本シリーズの再戦となった今回の3連戦。2夜連続の悪夢も視線は次戦へ向いていた。「毎日全力を出そうと思っているだけなので」。勝利に飢えた男は目の前の一打席へ心血を注いでいく。
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