阪神・中野 高橋宏キラーだ!今季5の5 好走塁にマルチ、犠打もキッチリ 死球の痛みなんの!打率3割超え
「阪神2-0中日」(10日、甲子園球場)
手負いの阪神・中野が“高橋宏キラー”ぶりを存分に発揮した。好走塁に複数安打。犠打もきっちり決めた。2番打者の役割を果たし、試合後は少しだけ胸を張った。
「1本目だけじゃなくて2本目も打てましたし、送りバントでランナーを進めて点にもつながった。今後も2番としてつなぎの仕事ができればいいかなと思います」
走塁センスがキラリと光った。初回、高橋宏の152キロを左中間に運ぶと、一塁ベースを回ってもスピードを緩めず、二塁を陥れた。さらに森下の中前にポトリと落ちる適時打で一気に本塁へ生還。「正直ちょっとギャンブル気味ではあったけど、いいスタートが切れた」。外野の守備位置と打球速度。貴重な先制点には、中野の準備と経験が凝縮されていた。
三回2死一塁でしぶとく三遊間を破ると、六回無死一塁では2点目につながる犠打も決めた。「全てのボールがいいと分かっている。なるべく振りすぎないようにコンタクトする意識でやっている」。竜のエースとは今季5打数5安打の好相性で、打率も・301とついに3割超えだ。
7日・巨人戦で背中に死球を受け、まだ痛みは残っているはず。雨天中止となった9日は別メニューで調整しながらも、「もちろん(試合には)出ますよ」と不屈の闘志を燃やしていた。今季も「2番・二塁」は不動。選手会長が改めて存在価値を知らしめた。
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