阪神・藤川球児監督「思いを持って戦う」 小山さん死去に使命感 「目指したタイガースの大投手」
「DeNA2-4阪神」(24日、横浜スタジアム)
阪神・藤川球児監督(44)が心不全で亡くなった小山正明さんの思いを背負ってシーズンを戦うことを誓った。DeNA戦の試合後に取材対応。「本当に悲しいです。素晴らしいレジェンド大投手なので」と神妙な表情を浮かべ、「その思いをしっかり背負って、投手たちはやってくれると思います。タイガースはそこが素晴らしい球団」と猛虎の伝統を継承する使命を胸に刻んだ。
現役時代の06年7月11日・広島戦(甲子園)、九回を三者凡退に抑えて連続イニング無失点を47回2/3に伸ばし、小山さんの球団記録47回を44年ぶりに更新。試合後に小山さんと対面し、「これはまだ通過点だから、頑張って」と激励された。
19年前の記憶をたどって、「連続無失点イニングとか、背中を追わせていただいた。叱咤(しった)ではなく、本当に優しいかけ声をくださって。目指したタイガースの大投手でした」と改めてリスペクト。「本当に素晴らしい数字があるので、それを追いかけられるのが現役選手、トップアスリート。その記録を持っている方は、いつまでたっても偉大ですね」と320勝投手の功績をかみしめた。
2月にも吉田義男さん(享年91)との別れがあったばかり。「吉田さんと対比で出したくないんですけど、偉大な方がまた。一人一人が素晴らしい方々。しっかり思いを持って戦っていきたいと思います」。レジェンドOBの突然の訃報に触れた夜、チーム一丸となって追悼星をささげた。
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