阪神・湯浅 復活予感の20球「一番良かった」キャンプ3度目の実戦形式 巨人スコアラーも警戒「最強の補強」
「阪神春季キャンプ」(27日、宜野座)
阪神の湯浅京己投手(25)が今春キャンプで3度目となる実戦形式のマウンドに上がった。打者3人を相手に20球。「投げるたびに、徐々に良くなってきている」。安打性の打球は1本に抑え、力強い直球と鋭く落ちるフォークで復活を予感させた。
ミットの音や打者の反応から、球の威力と質の良さが伝わってくる。福島に左翼線へ流し打ちされたが、20球で芯に捉えられたのは1球だけ。「感覚的には試合を含めて今回が一番良かった」。12、17日と具志川でシート打撃に登板。22日には練習試合・ハンファ戦(具志川)で復帰登板を果たしたが、日を追うごとに進化している。
まだリハビリ組で藤川監督や安藤投手チーフコーチも次回登板について明言しなかったが、再びマウンドに上がる日も近そうだ。「本当に前に進めている感覚はある。投げていく上でどんどん良くなっていけると思います」。視界良好。巨人の真田スコアラーは「外国人を取るより、最強の補強になるんじゃないですか」と復活を警戒した。2月の沖縄での収穫を手に、湯浅が復活への道を歩んでいく。
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