【岡義朗氏の眼】阪神・木浪&中野にはコンビでゴールデングラブ、ベストナインのタイトルを 打撃が好調なら守りのリズムも

 「阪神春季キャンプ」(27日、宜野座)

 阪神の宜野座キャンプが最終盤を迎えた。二遊間のコンビを組む木浪、中野についてデイリースポーツ評論家の岡義朗氏は「ゴールデングラブ、ベストナインのタイトルを手にしてほしい」と期待した。

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 キャンプも最終盤となり、強く感じることは木浪、中野には1年を通じて二遊間のコンビを組み、ゴールデングラブ、ベストナインのタイトルを手にしてほしい、というところだ。

 ゴールデングラブと言えばもちろん、守備力を問われるタイトルなのだが実は、打撃と無縁ではないと考えている。やはり打撃が好調であれば守りのリズムもよくなる。逆もしかり。

 このキャンプ、木浪は下半身を意識した、捻(ひね)りの強いフォームから強い打球へとつなげていく打撃に取り組んでいるという。

 中野は昨年までの、あおり気味の悪癖から、レベルスイングに戻すことをテーマにしている。これまでのアッパーでは高いボールに手を出し、バットが波打つという結果になりがちだったが、今は素直なレベルスイングが身に付きつつある。

 昨年の木浪は打率・214、中野は・232。2人とも不本意だったはずだ。実戦で木浪には一発もあった。中野もヒットを重ねている印象だ。こうした正しい方向への努力が実を結べば、タイトルは近づく。

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