阪神・岡田監督「負けへんことが大事」 4イニング連続サヨナラ危機しのいで価値あるドロー

 森下(1)らナインを出迎える岡田監督(80)=撮影・佐々木彰尚
 9回、山本の打球を捕る木浪(撮影・堀内翔)
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 「DeNA1-1阪神」(23日、横浜スタジアム)

 阪神は4時間13分の熱戦の結末は、今季3度目の引き分けだった。「負けんかったいうのが大きいわな」。岡田監督の表情には疲労感よりも満足感が強くにじみ出ていた。

 2日・DeNA戦(京セラ)以来の対戦となるジャクソンをまたも打ちあぐねた。「なんか合わんなあ。差されるんやろうなあ。タイミングがズレてるのか」。1点を追う六回1死一塁から、森下の二塁打と中野の好走塁で試合を振り出しに戻したが、勝ち越しには至らなかった。

 同点で迎えた九回2死二、三塁では山本の鈍い当たりの遊ゴロを木浪がうまく処理。サヨナラ負けの危機を延長に持ち込み「ナイスプレーやと思うよ」とたたえた。

 延長では毎回サヨナラのピンチを迎えたが、桐敷、島本、岩崎のリリーフ陣を惜しみなく投入し、守り切った。「しのいでしのいでの引き分けやからな。それはやっぱりピッチャー陣の頑張りやで。引き分けいうことはブルペン陣の頑張りやからな」。投手陣は13試合連続被本塁打なしとなり、1955年の球団最長記録となる14試合に王手をかけた。

 中日3連戦で計25得点を奪った打線は6安打で1得点。「だから前のヒット出えへん時のような状態やんか」と振り返ったが、それでも負けなかった。「まあええわ、引き分けで」。勝ちに等しい引き分けとばかりに、虎将は余裕の笑みを浮かべた。

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