阪神・佐藤輝 希望の光だ!先制二塁打含むマルチ 守備では“修正”好プレー「どんどん続けていく」

 「中日5-2阪神」(13日、バンテリンドーム)

 ピンクに染まったバンテリンドームで、阪神・佐藤輝が虎党の希望の光となった。今季2度目でチーム唯一のマルチ安打。「先制になったんで、それは良かったですね」。初回の攻撃が最初で最後の盛り上がりとなったが、一人で気を吐いた。

 メヒアの立ち上がりを攻め立てて、2死一、二塁で打席に向かった。カウント1-2から外角のチェンジアップにうまく合わせて、右中間を真っ二つ。ワンバウンドでフェンスに到達した。一気に2者が本塁生還。幸先よく、スコアボードに得点を入れた。

 「初回からチャンスを作ってくれて回ってきた打席だったので、ランナーをかえしたかったです。先制の一本が打てて良かったです」

 さらに、四回1死では2球で追い込まれながらも7球目の150キロ速球を右前へ。9日の広島戦(甲子園)以来、4試合ぶりの複数安打となった。「状態は上向き?そうっすね」と言葉数こそ少ないが、表情からは余裕も感じさせた。

 打撃だけでなく、七回1死の守備では高橋周の三遊間の打球をスライディングキャッチ。一度はグラブからこぼれたが、素早く拾い直してアウトにした。12日には好捕からの悪送球があっただけに、一夜明けて修正。「どんどん続けてやっていきます」と引き締めた。

 九回2死ではマルティネスの前に空振り三振。最後の打者となった。それでも、現状のクリーンアップでは一番期待が持てる。佐藤輝が豪快な一発を放てば、チームの雰囲気は必ず変わる。同球場では2年連続で打率3割超え。きょうこそは名古屋の虎党を喜ばせる。

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