阪神・村上「もう一度防御率のタイトルを」才木「一緒に引っ張る」 同級生対談で誓い

 村上(左)と才木が切磋琢磨して虎投を引っ張る(撮影・山口登)
 対談で笑顔がはじける村上(左)と才木(撮影・山口登)
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 阪神・村上頌樹投手(25)と才木浩人投手(25)が関西人同士で漫才の掛け合いのような爆笑トークを繰り広げた。共に兵庫県出身で同級生という間柄。ボケ倒す才木に対して、鋭いツッコミを村上が投げ込み続けて、2年連続の躍動を確信させる“吉兆ジンクス”も激白した。おちゃらけ節を連発する一方で、お互いから刺激を受けて先発ローテーションを守って、力を合わせて連覇を目指すことを誓った。

  ◇  ◇

 -学生時代、お互いを認識したタイミングは。

 村上「中学は分からないですけど、自分が才木を知ったのは高校です」

 才木「彼、センバツの優勝投手なんで(笑)」

 -当時、甲子園優勝投手の印象は?

 才木「印象に残ったことは、赤色のハイネックやなと。はやってたやろ」

 村上「俺らの時ハイネックで、まだ丸首、誰もおらんもん」

 -球がすごいなとかは。

 才木「そっちよりも、ハイネックやなと思ってテレビを見てました」

 村上「こいつは人に興味ないので。青色のアンダーシャツやったから、赤色のアンダーシャツに憧れてただけです」

 才木「アドゥワ(広島)と間違えられた。アドゥワも(松山聖陵時代は)青色やから。『アドゥワとちゃう。アイツが俺やねん』って(笑)」

 -プロで同じチームになって。

 才木「最初分かんなかったんで『同級生来た。よろしく、おぃーす』くらいの感じだったんですけど、後で『あの村上!?』みたいな感じになりました」

 村上「自分も阪神ファンやったし、才木が投げてたの見てたので。それに高校の時も知ってたのであの才木が投げてる、みたいな感じでしたね」

 -昨年12月の村上選手のデイリースポーツのインタビューで「才木の真っすぐはキレイで伸びてすごい。あんなイメージで投げたい」と言っていたが。

 才木「もっと言ってよぉ!」

 村上「キャッチボール怖いんで。それを受けてたおかげで、ヒット打てましたし。打席に入っても、めちゃめちゃ速いと感じなかったので」

 -切磋琢磨(せっさたくま)する間柄。

 才木「去年あんだけ活躍したので、自分も負けないようにとは思います。一緒に引っ張っていけたら。高いレベルで競い合えるよう、お互い成長して、自分も追いつけるように頑張って。ここ(次の村上の回答)大事ですよ!」

 村上「タイガースでいえば中堅くらいで上の人もいますけど、同級生ということでいい存在ですし、2人でしっかりローテーションを守って。後輩たちのいい手本になれるように、2人で頑張っていきたいと思います」

 -お互い高めあう中で、今季の目標は。

 村上「一番は連覇したいですし、そこの中心メンバーとしていたいので。しっかりローテーションを守って、2桁勝利をして、防御率のタイトルをもう一度狙いたいと思います」

 才木「自分もローテーションを守るのが最低限の目標だと思う。そこからタイトルだったり、2桁だったりを目指したい。イニングも(規定投球回数の)143と言わず、150とか160くらいしっかり投げて、防御率1点台とかにできたらいいかなと思ってます」

 ◆村上 頌樹(むらかみ・しょうき)1998年6月25日生まれ、25歳。兵庫県出身。175センチ、82キロ。右投げ左打ち。投手。智弁学園、東洋大を経て20年度ドラフト5位で阪神入団。23年は最優秀防御率のタイトルを獲得するなど大ブレークしてリーグ優勝&日本一に貢献。セ・リーグMVPと新人王をダブル受賞した。

 ◆才木 浩人(さいき・ひろと)1998年11月7日生まれ、25歳。兵庫県出身。189センチ、88キロ。右投げ右打ち。投手。須磨翔風から16年度ドラフト3位で阪神入団。20年11月に右肘のトミー・ジョン手術を受け同年12月に育成契約。22年5月に支配下再登録。23年は19試合で8勝5敗、防御率1・82で復活を果たした。

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