阪神・岡田監督、門別は「北海道までないよ。一回投げ込みさす」 井上三振「あれはあかんやんか」【一問一答】

 「練習試合、阪神4-3楽天」(17日、バイトするならエントリー宜野座スタジアム)

 今年初の対外試合となる楽天との練習試合を阪神が4-3の白星で飾った。投手陣の仕上がりについてなど、岡田彰布監督(66)が試合を振り返った。以下、一問一答。

   ◇  ◇ 

 -青柳と伊藤将は順調だ。

 「順調って、なんかおまえ、青柳ケツ張ったとかなんかいうて。投げて、おまえ」

 -1イニングだが、ゴロを打たせる持ち味を出した。

 「まあな。ほんとの初めてやからな。別に、次の登板用に慣れていうかな。そういう1イニングやからな。伊藤にしてもな。別に。最後、宜野座で試合できへんからな。そういう意味では、みんなな、投げさそかなーと思って。野手もな」

 -尻が張ったというのは、キャンプで投げ込んで気合入っているということも。

 「なんか、2球目か、3球目に、ケツバンバン触っとったからな。まあ別に、投げられるから大したことないと思うけど」

 -門別は待っている力を出せた。

 「おお、ちょっと、疲れはなくなってるかもわからんな。この間の紅白のときは、ちょっと疲れとったんよ。と、思うけどな。きょうのほうがボールがいっとったな」

 -本人も、直球で押せたと。

 「そうやなあ」

 -楽天も1軍クラスの打者がいた。その反応は。

 「別に、予想通りというかな。あのくらいのピッチングはやるやろなという感じは、そのまま出たと思うけどな」

 -制球に苦しまないタイプ。

 「それはもう、四球とかほとんど心配してないよ。もうちょっとな。本番なったらあっこまでストレートで押せへんと思うけど。今はな。ストレート、ストレートでいっとるけどな。もうちょっとな他の変化球もあるからうまくミックスしていったらうまく打ち取っていけるんちゃうかな」

 -次も楽しみに。

 「次投げるとこあれへんやん(笑い)」

 -次は北海道。

 「北海道までないよ。1回投げ込みさす。球数1回投げて。もうちょっとな、5ぐらいいけたらな。向こうはドームやから寒いかどうかわからへんけどな。あいつは寒いの慣れてるやろ。大丈夫やろ。1回投げ込みな、最後さすみたい。そんな話、したから。後はなげへんわ。オープン戦は」

 -椎葉も初めて。

 「なあ、まっすぐ高めばっかりいっとたからのう。もうちょっと低くリードしたれと思ったけどキャッチャーも。広く広くじゃなく低く低くやん」

 -経験として次につながる。

 「別に今日の初めての登板なんて別に。他のピッチャーもそうやけど。今日はみんなの顔見せみたいなもんやから。今日と明日は。1回みんな投げてみてからよ。次からいくのはな」

 -佐藤輝は。

 「別にもう2回って決めとったからみんな、そんなもん(笑)」

 -バッティング練習は悪くないと言っていたが実戦の印象は。

 「まあでも、だってあのクラスでな、結果というか、何て言うの、こっちが判断するな、ヒットが出た、ホームランが出たという判断じゃないやろ、おーん。そらおまえ、開幕にな、向けてのあれやから、まあ、どうなんやろう、今はいろんな見方あるけどな、おーん、まだ1カ月あるわけやんか、開幕までな。その間やっぱり波とかあるからな、バッティングに関してはな、おーん。うまくそこにピークに持っていくというかな、なかなかずっとゲーム出るやつはそのへんが難しい、おーん。だから別にいまヒット出たとかそういうのは今は関係ないよ。3月の半ばくらいで全然ヒット出えへんいうたらな、ちょっと心配になってくるけどな、そら」

 -福島も予告通り代走で起用。

 「今日はちょっとスタート悪かったな、おーん。まあ相手のクイックとか、そんな関係なしでな、やってるからな、そらどんどんアウトになって、早いカウントでスタート切れるいうことやからな。この間も滑ったけど今日も滑っとったな。なんでやろあれ、滑るのは」

 -そういうことは実戦の中でしか確認できない。

 「そや。うん。でも別にな、どんどんそりゃ、まず試みをせなあかんわな。うん、スタート切れないのが一番あかんからな。やっぱりな。それで徐々にやっぱりもっといいスタートを切れるようにな。でも、もし滑ったりしたら、また戻ってくるとかな。ま、赤星がようやってたけどな。自分でスタート悪いと思ったら、またな。もう1回、次のボールのチャンスを伺うとか。ま、そういうのはやっぱり経験やなあ」

 -守備機会もあった。

 「おお、あれ。よう、ファースト止めたよな。うん。いやいや、大きいわな。もし、ああいうな、公式戦なんてな。そりゃ1点差でな、二塁、三塁になるのと、一、三塁で止めるの、そらえらい違いやからな。あれでも追いつくかなと思ったけどな。途中。まあ、それはちょっと無理やったけど。でもな、あの打者をやっぱ一塁に止めるいうの、止めたいうのはめっちゃ大きいよ。あれはな」

 -明日は何人か残す?

 「明日は3人残るんちゃうか。うん。外国人は残るよ。近本も残るみたいやしな。外野の方が使いたいの多いからな。それでええやん」

 -小野寺も少ないチャンスで。

 「そうやな。まあ、昨日もそうやし、まあ、今のところやったら、あんな結果が出とるのは、小野寺かもわからんかな。はっきり言うて」

 -小幡のところで1点を。

 「そうやな。シーズン入ったら、ああいう1点大きいからな。はっきり言って大きい大きい。サードランナーが植田でな、ああいうケースになってんのは。あれは大きいよな。」

 -その前に井上が三振に。

 「あれはあかんやんか。ヒットを打つのがアピールと勘違いしてるんよな、若いやつってな。違うんよ。チームの勝利をアピールしたらええんやから」

 -こういう練習試合でこそ。

 「いやあ、出る出る。そんなんめっちゃ大きいよ」

 -小幡は意図が感じられたか。

 「おお、ゴロ打ちにいったよな。それはもう、その前のファウルで、自分が左なんやから特に分かるやん、スタートが。ギャンブルでくるって分かってるんやから」

 -そういうことができる選手が1軍にいられる。

 「そらそうよ。アピールの仕方がなんかなあ。ホームラン、ヒットがアピールと思ってるんやろうなあ。その辺がなあ、やっぱ野球勘とか勉強せなあかんところよな。今日でも2回あったけどな。あれが一番あかんねん、結局は。だから、そら走れ、スチールなのに1ボールから自分がヒット打ちに行ってしまうというな。栄枝にしても前川にしても、あれスチールのサイン出てるんよ。それを初球ぽーんと打ち上げてしまうやろ。アピールいうのは1球ストライクを見送れるのがチームに対してのアピールよ。そういうのが分からんと1軍の戦力にはならんよ。あの栄枝、前川がなポーンと外野フライ打ってるようでは1軍では使えんよ。そんなん。何もなかったらええよ。でもスチールが出てるのが自分で分かってるならそこで見送るのがチームに対してのアピールよ。ああこいつ1球チームのために我慢しよったってのがアピールやん。ヒットホームラン打つのがアピールやない。だからその辺が勘違いするんやな。結局は。んなもんチームの戦力にならん。あんなとこでな、ポンポンポンポンおまえ、(カウント)0-1とか初球でセンターフライじゃな。ネクストにおったらランナー走ったの見えてるやろ。なあ。それでまたスチールのサイン出たら普通待つけどな。もうヒット打ちたいヒット打ちたい。なあ。そんなんオマエなんのアピールにもならん。一番チームに対してマイナスのところやろ結局はな。あんなんシーズンやったら大変やで、おまえ。その辺ちょっともう、もっと勉強せなあかんよな。犠牲じゃないんだよ。1ストライク増えるだけやんか。そこまでの犠牲じゃないよ。1ストライクくらいで。1ストライクから待って2ストライク追い込まれるのはある程度犠牲かも分からないけど、最初のファーストストライクなんか見送っても何の犠牲にもならんと思うけどな。そのぐらいの余裕がないとな、打席では」

 -二塁に行ってくれたら逆に自分も打ちやすくなる。

 「自分ヒット打ったら打点なるのになあ。なんでそんなに慌てて打ちにいくんやと思うなあ。結局、若いバッターに多いやろ、そういうのは。今日の1試合でもめっちゃええの見せてもらったよ、なあ。アピールはヒットじゃないで。ヒット、ホームランがアピールだと思うからあかんのよな、結局。そんなん打てるんやったらレギュラーなれてるよなあって思うで」

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