セCS 阪神が初戦快勝で突破率95%!初舞台の村上が投打で圧巻のワンマンショー 岡田監督の鉄壁継投も奏功

 5回、勝ち越しの適時二塁打を放つ村上(撮影・高部洋祐)
 5回、右翼線に勝ち越し適時二塁打を放ちガッツポーズを見せる村上(撮影・山口登)
6回広島2死、広島・秋山翔吾のゴロを処理する阪神・村上頌樹=甲子園(撮影・中田匡峻)
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 「JERA CSセ・ファイナルS・第1戦、阪神タイガース4-1広島東洋カープ」(18日、甲子園球場)

 阪神がファーストSを勝ち上がってきた2位・広島を逆転で下し、アドバンテージを含めて2勝とした。CSが導入された2007年以降、優勝チームが初戦を白星で飾った場合、突破率は驚異の95%。ファイナルS開幕投手の大役を任された村上頌樹投手が、投打で圧巻のワンマンショーを演じ、価値ある白星へ導いた。

 立ち上がりから安定感抜群の投球を披露。四回こそ先頭の小園に右翼フェンス直撃の三塁打を浴び、1死後に秋山に右犠飛を打たれ先制点を献上したが、追加点は与えなかった。

 すると直後に森下が左翼席へソロを放ち、2017年・大山以来となるCS新人弾で試合を振り出しに戻してくれた。そしてハイライトは同点の五回。坂本の死球、木浪の右前打で1死一、三塁の好機を作ると、村上が初球を完璧にとらえて一塁線を痛烈に破った。

 「次に良いバッターがいたので、なるべくゲッツーにならないように。三振もオッケーで入ったのがよかったと思います」と決勝の適時二塁打となり、二塁塁上では雄たけびをあげた右腕。さらに近本の中前打で二塁から激走生還し、大きな3点リードを奪った。

 村上は投げても6回3安打1失点の好投。初めてとなるポストシーズンの大舞台だったが、見事に大役を果たすどころか、投打で圧倒的な存在感を示した。お立ち台では「初戦だったのでチームに勢いつけられるように準備していた。あまり調子は良くなかったですが、野手の皆さんに助けてもらった」と野手陣に感謝した。

2番手の桐敷は3者連続奪三振の離れ業を見せ、八回は石井-島本と盤石のリレー。最終回は守護神の岩崎が走者を出しながらも締め、王者が力の差を見せつけた。

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