阪神・森下 値千金打!“6番打者の矜持”を胸に同点タイムリー

 巨人に勝利し、ナインとタッチを交わす森下(右)=撮影・高部洋祐
 7回、左前へ同点適時打を放つ森下
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 「阪神2-1巨人」(26日、甲子園球場)

 黄金新人がまたも輝きを放った。阪神のドラフト1位・森下(中大)が「絶対に決めるという強い気持ちで打席に立ちました」と、決意を込めたラッキー7の同点打。流れを変える一撃で、宿敵のライバル相手に逆転勝利を呼び込んで、桐敷のプロ初星につなげた。

 スコアボードに「0」が並び続けた後、1点ビハインドの七回だ。大山と佐藤輝のチャンスメークを受けた1死一、二塁で、集中力を高めた。零封を続けていた横川から継投した鈴木康の初球スライダーに反応。鋭い当たりを左前に運んだ。「桐さんがずっと1点で抑えてくれていたので、何とか点を取ってあげようと思って」。大歓声を浴びながら喜びをかみしめ、ガッツポーズを決めた。

 20日・広島戦(甲子園)でマークしたプロ初のサヨナラ打と同じ、価値ある初球打ち。緊迫の場面で個性だという積極性を発揮したが、「(初球と)決めていたというよりかは、真っすぐとスライダー系が中心のピッチャーだったので、どっちにも対応できるように」と頭の中では冷静に分析ができていた。

 二回には先頭の大山が中前打で出塁。1死一塁で打順が回るも、三塁ゴロ併殺で先制の機運を崩した。「大山さん、(佐藤)輝さんというのは絶対的に警戒されるバッター。6、7、8のバッターが打てないと点に絡まない。(二回は)自分が打てなくて点に絡めてない」と反省も忘れず、“6番打者の矜持”を胸にやり返した。

 1936年の復刻ユニホームに身を包んでのTG戦で、巨人戦初安打&初打点。「こういう特別なユニホームを着てやれることはすごく光栄。ファンの人たちからしたら伝統の一戦でもあるので、そういうところで打てたのはすごく良かったかな」。虎のホープはここから歴史を紡いでいく。

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