復帰登板で1回無失点の阪神・湯浅に中田良弘氏「岩崎とのダブルストッパー」期待

 8回を投げ終え、笑顔でベンチに戻る湯浅(撮影・高部洋祐)
 力投する湯浅(撮影・高部洋祐)
 大山(右)と握手を交わす湯浅(撮影・中田匡峻)
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 「阪神2-1巨人」(26日、甲子園球場)

 右前腕の張りで離脱していた阪神・湯浅が1点リードの八回に4月13日以来の1軍マウンドに上がり、1回無失点でバトンをつないだ。デイリースポーツ評論家の中田良弘氏は「次につながるマウンド」と評価。岩崎とのダブルストッパーへの期待も語った。

  ◇  ◇

 湯浅の投球には力みが感じられたし、球のキレもいまひとつだった。2アウトから四球と安打でピンチを招くなど、本人もイメージした投球ではなかったと思う。

 ただ、約1カ月ぶりの1軍登板ということを考えれば、1点差の緊迫した展開で走者を出しながらも無失点に抑えられたことは良かったんじゃないかな。次につながるマウンドにはなった。

 チームにとっては大きな復帰だが、故障上がりだけに無理はさせられない。最初は連投も難しいだろう。幸い守護神を務める岩崎が安定しており、この日も9セーブ目を挙げた。いずれは湯浅に抑えを託すことになるかもしれないが、今は決して急ぐ状況ではない。

 今後、湯浅の状態が上がってくれば、試合展開や打者の左右に合わせて、岩崎とのダブルストッパーとして起用していくのもありではないか。連投を避けられるメリットもあるし、左右の両投手が並び立てば、救援陣のさらなる厚みにもつながっていくだろう。

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