阪神ドラ1森下に父から手紙 「夢をぜひ叶えてください」「愛される選手になってください」
「阪神6-3DeNA」(31日、京セラドーム大阪)
阪神ドラフト1位・森下翔太外野手(22)=中大=が31日の開幕戦・DeNA戦でプロデビューを果たした。父・善文さん(55)、母・ゆりさん(52)は自宅のある神奈川県から足を運んで現地観戦。小学校の卒業文集に「プロ野球選手になって活躍する」とつづった息子の夢を応援すべく、幼少期に二人三脚で野球漬けの日々を送った善文さんが手紙を送った。
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森下の節目にエールを送るべく、善文さんは小学校の卒業文集を手に取った。そこには、森下の夢が力強い筆跡で刻まれていた。
「10年ぶりに小学校の卒業文集をめくってみたら“将来の夢”というページがあって、翔太は『プロ野球で活躍する』と書いていたよ。覚えているかな?」
プロ入り後も三冠王、新人王と目標を掲げ続けている森下。卒業文集につづったその言葉のチョイスに、善文さんは“森下らしさ”を感じていた。
「『プロ野球選手になる』ではなく、『プロ野球で活躍する』と書くところが翔太らしいなぁって感慨深かったよ」
小学校1年生から野庭日限フェニックスで野球を始め、善文さんは森下と二人三脚で夢を追ってきた。自宅リビングにはティーネットを置き、仕事から帰宅後に打撃指導を実施。“メジャー流”のスイングも善文さんがたたき込んだ。幼少期に父と特訓した日々を礎とし、森下はプロへの道を切り開いた。
「常に目標を大きく持ち、地道に努力して一歩ずつ前進するのが翔太」
森下がひたむきに努力を重ねる姿を見てきたからこそ、プロ野球選手になったその先の景色も見られると、善文さんは信じている。
「ぜひ『プロ野球で活躍する』を叶えてください。そして、ファンの皆様に愛される選手になってください。母と父は生涯ファンです。がんばれ~」
これからは父として、ファンとして息子の勇姿を温かく見守り続ける。
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