阪神・近本“アレ”宣言「言うまでもない」 5年目迎える選手会長が今季への思い語る

 阪神の近本光司外野手(28)が27日までにデイリースポーツのインタビューに応じ、今季の目標として「言うまでもない」と“アレ”を宣言した。5年目の開幕を迎える選手会長は自身初となる優勝への思いや打撃についての持論などを語り尽くした。

  ◇  ◇

 -5年目の開幕を迎える。現在の心境は。

 「(個人の)成績のこともチームの状況も考えないといけないと思いますが、5年目はとにかくケガしないようにと思っています」

 -主力として1年間出場し続けることが大切。

 「1年間で(調子の)波があると思いますが、その波ができる原因も体の調子。そういったことをできるだけ取り除いていけるような年にしたいなと思っています。今年はどこかでケガしそうだなと思っている自分がいるので」

 -ケガをしてしまう予感めいたものがあるのか。

 「いろんな人の話を聞いていると、だいたい5年目くらいに体に疲れが出て成績が落ちるというのがあったので。体のケアというかケガをしないように、それが大事かなと思っています」

 -今年29歳を迎えるが、体の変化は感じているか。

 「年齢はあまり気にはなっていないです。年齢というより(実働)年数かな。毎日試合をするようになって、オフシーズンに休んだからといって疲れが全て取れるわけでもないですし、絶対に(疲労は)蓄積されていくものなので」

 -今年から岡田監督に代わった。監督交代を経験するのはプロでは初めて。チームの変化は感じるか。

 「『こんなに変わるんだ』というのはすごく感じました。監督が代わるとコーチも代わるし方針も変わります。プロ野球ってこういう感じなのかというのは感じました」

 -岡田監督は打順を「1番」に固定することを明言している。昨年は3番を打つことも多かったが、打順が変わることの影響は。

 「『そのままでいいよ』というようなことは記事では目にしましたが、岡田監督から何かを直接言われたわけではありません。『そのままでいいよ』というのは『そのままの成績でいいよ』ではなく、自分がやろうとしていることに対して『そのままでいいよ』ということだと僕は思っています。僕が打率を求めようが、安打数や出塁率、長打を求めようが、それは僕自身。それも含めて『それでいいよ』ということなんだと僕は捉えています。だから監督が求める『1番』というよりも、僕がやりたいことをやらせてもらえると理解しています」

 -今年、個人として設定している目標は。

 「まだ方向性が決まっていないので、ないですね。オープン戦で決めることでもないですし、シーズン入ってからでないと決められません。でも今やっていることを100%出そうとしないと、その方向性も見えないと思います」

 -チームとしての目標はもちろん優勝。

 「言うまでもないです」

 -入団以降、チームは4年連続Aクラスだが、優勝には届いていない。必要なものは。

 「何が必要なんですかね。ヤクルトも強いですが(阪神も)駒はそろっていると思っています。新戦力が入っているので、そこが計算できないというのもあると思いますが、彼らが経験を積んでいけば。ただ、僕は僕のやれることをやるだけです」

 ◆近本 光司(ちかもと・こうじ)1994年11月9日、兵庫県淡路市出身。171センチ、71キロ。左投げ左打ち。外野手。背番号5。今季推定年俸1億7000万円。兵庫・社から関学大、大阪ガスを経て、2018年度ドラフト1位で阪神入団。プロ1年目の19年3月29日・ヤクルト戦(京セラドーム)で初出場初先発(2番・中堅)。盗塁王3回(19、20、22年)、最多安打1回(21年)。21年から2年連続ベストナインとゴールデングラブ賞。

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