阪神・青柳 大丈夫?開幕前ラス投「くそでした」制球に苦しみ4回8安打3四球3失点

 「オープン戦、オリックス5-2阪神」(24日、京セラドーム大阪)

 本番じゃなくて良かった…。そう思うしかない。開幕投手が内定している阪神・青柳晃洋投手がシーズン前ラストとなる登板。制球に苦しみ、不安を残す投球となった。

 「クソでした」。いつもは丁寧に言葉を発する右腕が、乱暴に振り返った。初回、先頭・野口に左中間へ二塁打を浴びると、西野、森に連続四球を与えていきなり無死満塁の危機。それでも、4番・杉本を空振り三振、宗を二ゴロ併殺打に打ち取って何とかしのいだ。

 二回に再び満塁のピンチを招くと、野口の左犠飛で先制点を献上する。四回には先頭・中川圭に左中間へオープン戦初被弾となる同点ソロ。その後の1死一、三塁で西野に勝ち越しのセーフティースクイズを決められた。五回の打席で代打を送られ、降板。4回85球と球数がかさみ、8安打3失点と満足のいく結果は示せなかった。

 ただ、不調の要因は明確ではある。序盤は何度もスパイクに付いた土を落としながら足元を気にする場面が。「マウンドが湿って滑ったんで、フォームが合わなかった」と分析。開幕戦の舞台となるだけに「1週間調整していくだけ」と適応したいところだ。

 残り1週間。「やれることをやって勝てるように頑張るしかない」。悔しさを乗り越えて手にした初の大役を、今季こそ無事に果たす。

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