阪神・糸井SA 佐藤輝の変化見抜いた「めちゃくちゃいい振り方」 ノルマは30発
今年からデイリースポーツ評論家に就任した阪神の糸井嘉男SA(スペシャルアンバサダー、41)と佐藤輝明内野手(23)の近大先輩&後輩対談が実現した。沖縄キャンプで再会し、佐藤輝の肉体面だけでなく、打撃フォームの変化まで気付いた糸井SA。かわいい後輩に課した30本塁打のノルマ達成時には、高級スーツの“ご褒美”をあげることを約束した。
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糸井SA(以下、糸井)「お~輝、はいさ~い!!練習終了直後に悪いな」
佐藤輝(以下、輝)「いえいえ、よろしくお願いします!!」
糸井「監督が代わって、キャンプの雰囲気はどう?むっちゃ良く見えるけど。元気もあるし、何より締まってる」
輝「しっかりルールが決められているので。例えばノックでも外野からちゃんとカットまで速いボールでつないでとかは、去年まではなかった。そういうところでも集中力が求められるというか。ほんと集中しないとつなげない。そこはみんな最後のタッチまで、集中してやっているんじゃないですかね」
糸井「それで締まって見えるんやね。輝も変わったよな。ユニホーム姿がなんか厚みを増してる。危機感覚えたから、きょう今からジム行こかな(笑)。でもホンマに体ちょっと変わったな?」
輝「はい、オフやってきたんで。ちょっと大きくなりました。ウエートトレを増やして。力強い打球をもっと打つっていうのが目標なんで。それには必要かなって思って鍛えてきました」
-膝のケガの影響もあった去年のオフとは違った。
輝「全然、違いましたね」
糸井「そうや去年、膝痛めてたもんな」
輝「はい。今年は自分でしっかり決めて、ウエートをやりこもうと」
糸井「打撃を見てたら構えも低くなってんな。ドシッとしてるよね。去年から変わってる」
輝「そうっすね。グリップもちょっと下げて、ちょっと低くして。オフにやってきたことをしっかり継続してやってますね」
糸井「解説の時にスローモーションでもスイングを見たけど、めちゃくちゃいい振り方してたと思う。めっちゃ良かったよ」
輝「しっかりと軌道にしてというか…」
糸井「そう、(7日のシート打撃での)セカンドゴロもちょっと当たり所が悪かっただけで、たぶんええ所に当たっていたら、音がもう那覇まで聞こえたはず。グアチャーン!って音が(爆笑)。それぐらい良かった。フリーバッティングを見ててもそう」
-糸井SAから今季の本塁打数のノルマを。
糸井、輝「アレ本です!(笑)」
糸井「いやでも、30発は見たいね」
輝「そうですね。甲子園がホームですけど、30発打てたら、まあいいかなと。最低限という意味では」
-クリアした際のご褒美は。
輝「えっ、そんなんあるんすか!?」
糸井「マジで!?そういうやり方かデイリー(爆笑)。そうやなあ…」
-なにか希望は。
輝「なんやろ…。やっぱいつもこうビシッとスーツで決めてはるんで…」
糸井「よっしゃ!ええスーツ買うたろ!!おっしゃ、任せとけー。って知らんけど(笑)」