阪神・糸井SA 佐藤輝の変化見抜いた「めちゃくちゃいい振り方」 ノルマは30発

 今年からデイリースポーツ評論家に就任した阪神の糸井嘉男SA(スペシャルアンバサダー、41)と佐藤輝明内野手(23)の近大先輩&後輩対談が実現した。沖縄キャンプで再会し、佐藤輝の肉体面だけでなく、打撃フォームの変化まで気付いた糸井SA。かわいい後輩に課した30本塁打のノルマ達成時には、高級スーツの“ご褒美”をあげることを約束した。

  ◇  ◇

 糸井SA(以下、糸井)「お~輝、はいさ~い!!練習終了直後に悪いな」

 佐藤輝(以下、輝)「いえいえ、よろしくお願いします!!」

 糸井「監督が代わって、キャンプの雰囲気はどう?むっちゃ良く見えるけど。元気もあるし、何より締まってる」

 輝「しっかりルールが決められているので。例えばノックでも外野からちゃんとカットまで速いボールでつないでとかは、去年まではなかった。そういうところでも集中力が求められるというか。ほんと集中しないとつなげない。そこはみんな最後のタッチまで、集中してやっているんじゃないですかね」

 糸井「それで締まって見えるんやね。輝も変わったよな。ユニホーム姿がなんか厚みを増してる。危機感覚えたから、きょう今からジム行こかな(笑)。でもホンマに体ちょっと変わったな?」

 輝「はい、オフやってきたんで。ちょっと大きくなりました。ウエートトレを増やして。力強い打球をもっと打つっていうのが目標なんで。それには必要かなって思って鍛えてきました」

 -膝のケガの影響もあった去年のオフとは違った。

 輝「全然、違いましたね」

 糸井「そうや去年、膝痛めてたもんな」

 輝「はい。今年は自分でしっかり決めて、ウエートをやりこもうと」

 糸井「打撃を見てたら構えも低くなってんな。ドシッとしてるよね。去年から変わってる」

 輝「そうっすね。グリップもちょっと下げて、ちょっと低くして。オフにやってきたことをしっかり継続してやってますね」

 糸井「解説の時にスローモーションでもスイングを見たけど、めちゃくちゃいい振り方してたと思う。めっちゃ良かったよ」

 輝「しっかりと軌道にしてというか…」

 糸井「そう、(7日のシート打撃での)セカンドゴロもちょっと当たり所が悪かっただけで、たぶんええ所に当たっていたら、音がもう那覇まで聞こえたはず。グアチャーン!って音が(爆笑)。それぐらい良かった。フリーバッティングを見ててもそう」

 -糸井SAから今季の本塁打数のノルマを。

 糸井、輝「アレ本です!(笑)」

 糸井「いやでも、30発は見たいね」

 輝「そうですね。甲子園がホームですけど、30発打てたら、まあいいかなと。最低限という意味では」

 -クリアした際のご褒美は。

 輝「えっ、そんなんあるんすか!?」

 糸井「マジで!?そういうやり方かデイリー(爆笑)。そうやなあ…」

 -なにか希望は。

 輝「なんやろ…。やっぱいつもこうビシッとスーツで決めてはるんで…」

 糸井「よっしゃ!ええスーツ買うたろ!!おっしゃ、任せとけー。って知らんけど(笑)」

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