阪神・ミエセス 130メートル弾!怪力本物や 新助っ人が異例の先乗り合同自主トレ

 早くもベールを脱いだ!!阪神の新外国人、ヨハン・ミエセス外野手(27)=前レッドソックス傘下3A=が30日、岩崎、梅野とともに沖縄先乗り合同自主トレに合流した。26日に来日し、27日に入団会見を終えたばかりで、外国人選手では異例の参加となった。フリー打撃では推定130メートル弾を含む3本の柵越えを放ち、評判にたがわぬ怪力を発揮。定位置奪取へ早期の実戦出場にも意欲を示した。

 午前9時32分。威圧感を存分に漂わせながら、ミエセスが宜野座に現れた。助っ人では異例の先乗り合同自主トレ参加。新天地で勝負する決意の表れとも取れる行動を見せ、期待の打撃でも資質の高さを発揮した。

 「感触は良かった。順調に来ているかな。1年間、活躍するために今はしっかり準備をしているので、いいシーズンになるように一日一日、準備したい」

 報道陣やナインからの熱視線を浴びながら、迎えたフリー打撃。初球は豪快に空振りした。7スイング目に左翼フェンスを悠々と越す推定130メートル弾を突き刺した。47スイングで3本の柵越え。ウワサ通りの怪力で、三塁で守った佐藤輝も「ワーオ!!」と感嘆した。

 球団の新外国人では、14年・呉昇桓以来の先乗り合同自主トレ参加。理由を問われたミエセスは「早く来るのは自分で決めた。しっかり日本の文化を知りたい。シーズンに向けていち早く準備した方がいいなというのは間違いなくあった」と日本野球に順応するためだと説明。185センチ、120キロで風貌はいかついドミニカンだが、中身は超真面目だ。

 全体アップ時の連帯歩調では岩崎に促されて先頭を走り、キャッチボール前の円陣では「サアイコウ!!」と日本語を披露。さらに、シートノックでは井上や高山と右翼の守備位置へ。一度飛球を落とす場面もあったが、巨体を揺らしながら懸命に白球を追った。

 中野らには日本語で「さあ行こう」を意味するスペイン語の「バモス」で交流を図った。早期の実戦出場も視野に入れており、「できるだけ早くと思っています。日本の投手のボールも見ながらどういう配球で来るのかも勉強しながら準備したい」と意識が高い。ジャパニーズドリームをつかむ挑戦が始まる。

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