阪神・佐藤輝 驚愕のバックスクリーン直撃弾 4スイングに1発!圧巻の初フリー

 阪神・佐藤輝明内野手(23)が30日、沖縄県国頭郡の宜野座村野球場での先乗り合同自主トレで初の屋外フリー打撃を行い、驚愕(きょうがく)のバックスクリーン直撃弾を放った。38スイングで10本の柵越えと、約4スイングに1本のペースでアーチを量産。2月1日のキャンプインに向け、順調な仕上がりを披露した。

 「ドゴンッ」と鈍い音が球場内に響き渡った。フリー打撃の12スイング目。佐藤輝は中堅フェンスを越える今年初の“宜野座アーチ”を放った。次のスイングでも強振。打球はバックスクリーンに直撃し、周囲の度肝を抜いた。圧巻のフリー打撃だったが、「いや、まあまあ。普通っす」と涼しげな顔だ。

 29日の沖縄先乗り合同自主トレ初日は室内練習場で打ち込み、2日目に屋外フリー打撃に初参加。38スイング中10本の柵越えと、約4スイングに1本のペースでアーチをかけた。内容も濃い。10本の柵越えのうち8本が中堅から左翼方向への一発。強引に引っ張らずにアーチを量産した。

 フリー打撃前のティーバッティングではバットを短く持ち、細かくタイミングを刻んで右手一本でスイング。「片手でしっかり軌道を確認しています」と意図を明かし、グリップの位置を下げた構えからコンパクトに打ち込んだ。昨秋キャンプで岡田監督から点ではなく、線でボールを捉える打撃指導を受けた背番号8。丁寧にボールを打ち込み、スイング軌道へのこだわりを体現した。

 この日は新外国人・ミエセスが先乗り合同自主トレに参加。フリー打撃の際にはドミニカンの特大弾を三塁から見届けた。ライナー性の打球も捕球し、「打球、速いんじゃないですかね」と驚き。「しっかり参考になるところもあるので(打撃を)見たりしています」と刺激を受けた。

 アップ前にはミエセスの元へ自ら歩み寄って談笑する場面もあった。「カタコトで知っている単語を言うだけ」と苦笑いで振り返ったが、スペイン語と英語で積極的にコミュニケーションを取った。「まだ恥ずかしがっているところがあるので、これから引き出していきたいです」。新外国人野手・ノイジーの沖縄入りも控えている中、助っ人たちのサポート役にも意欲的だった。

 今オフはウエートトレーニングに注力し、ソフトバンク・柳田らとの合同自主トレにも参加するなど肉体と技術を鍛え上げた。「しっかりやりこんできたのでそれを継続したい」。キャンプでも快音を連発し、進化を証明してみせる。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

阪神タイガース最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(阪神タイガース)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス