阪神・大山バント失敗も、近本&原口の適時打で逆転に成功「何とかしたいその一心」

 6回、近本の同点打に歓喜する佐藤輝(中央)ら阪神ナイン(撮影・飯室逸平)
 6回、バントを失敗する大山(撮影・堀内翔)
 6回、勝ち越しタイムリーを放つ原口(撮影・飯室逸平)
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 「セCSファーストS・第3戦、DeNA-阪神」(10日、横浜スタジアム)

 阪神は近本光司外野手の適時二塁打で同点、原口文仁内野手の適時打で勝ち越しに成功した。

 1点を追う六回。先頭の北条が三塁線を破る二塁打で好機を作ると、3番・近本が打席へ。浜口が投じた内角寄りの直球に反応。コンパクトに振り抜いた打球は右翼フェンス直撃の二塁打となり、その間に二走・熊谷が同点の本塁に生還した。

 試合を振り出しに戻し、「何とかしたいその一心でした。嫌な流れもありましたが、原口さんがかえしてくれて感謝です」と納得の一打となった。

 なおも無死二塁。一打勝ち越しの場面で4番・大山が打席を迎えた。ここで矢野監督は犠打のサイン。だが、捕邪飛に倒れた。

 1死二塁。続く、原口が勝負強さを発揮した。フルカウントから2番手・入江の154キロ真っすぐを左前へ運んだ。その間に二走・近本は一気に本塁を狙い、勝ち越しに成功。「1チャンスをものにするという攻める気持ちを強く持って打席に立ちました。勝ち越すことができて良かったです」と振り返った。

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