阪神・才木 気負わず勝つ 9・1雨の広島戦〝プロ初完封〟再現へ「自分の投球を」

 ミーティングで笑顔を見せる才木
 練習前、西勇(右)と談笑する才木(撮影・田中太一)
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 4連敗中のチームにとって、これ以上は落とせない一戦。それでも気負いはない。23日の広島戦(マツダ)に先発する阪神の才木浩人(23)が22日、甲子園での練習に参加して準備を整えた。

 4位・広島との今季最後の直接対決。敗れれば、CS進出がさらに厳しい状況となる。それでも23歳の右腕は「勝ちにこだわるというのは、今に始まったことじゃない。別に何か気負ってというか、いつも通りしっかり自分のピッチングをすることが第一だと思います」。ひょうひょうと話す姿が頼もしい。

 言葉の裏には、残してきた結果への手応えが見え隠れする。トミー・ジョン手術を経て、1軍マウンドに戻ったのが7月3日。そこから基本的に中10日で登板し、4勝1敗、防御率1・54と安定した投球を続けている。

 「試合を壊したり、最初から大量失点というような試合が1試合もないのは、自分の中ではすごく良いことかなと」と振り返り、「悪いときも悪いなりに、要所要所を締めて抑えられてるっていうのは、すごく成長してる部分かなと思います」と胸を張る。

 「6回、7回とか最低でもそれくらいはしっかり投げて、試合を作れるように」。1日の広島戦では6回無失点。降雨コールドにより〝プロ初完封勝利〟を挙げた。勢いそのままに、若き右腕がチームを救う。

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