阪神・伊藤将が菊池涼に痛恨被弾 5回5失点KOも勝敗つかず井川超え甲子園10連勝持ち越し
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「阪神-広島」(31日、甲子園球場)
“井川超え”の甲子園10連勝を目指し、先発マウンドに上がった阪神・伊藤将司投手(26)だが、5回5安打5失点でKO。自身に勝敗はつかなかった。
悔しい一投は、75球目だった。2点差に詰め寄られ、なおも五回1死一、二塁の好機で打席には先制打をマークしている菊池涼。初球、真ん中に甘く入った136キロツーシームを完璧に仕留められ、左翼・ロハスも打球を一歩も追わず。そのまま左翼席に吸い込まれると、虎党はため息、鯉党は歓喜と対照的な反応が入り交じった。
1点を先制された後、味方打線が四回に4点を奪い、勝利の流れができていた中で、その直後の逆転劇。マウンド上の左腕もぼう然とするしかなかった。しかし、五回裏の攻撃で大山が同点の中前適時打を放ち、負け投手になる可能性が消えた。