阪神・矢野監督「全員で束になっていかないと」3連敗のチーム鼓舞
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「DeNA4-1阪神」(11日、横浜スタジアム)
痛恨の3連戦3連敗を喫し、ついに貯金がなくなった。
阪神は初回2死一、三塁の好機を作り、DeNA先発・石田の暴投で先制。17イニングぶりの得点を挙げた。だが、後が続かず、矢野監督は「立ち上がりで何とかね、もうちょっといけたらなっていうところやったけど」と振り返った。
新型コロナウイルスの影響で近本、中野、大山らを欠く打線は同点の六回無死一塁で山本、ロドリゲス、佐藤輝が3者連続三振。続く七回も先頭・糸原の四球から1死二塁と勝ち越しの好機も後続が倒れて得点を奪えなかった。
力投していた才木も七回2死一塁から嶺井に左中間への勝ち越し2ランを浴びると、さらに2死一塁から代打・オースティンの左中間二塁打で中堅・島田がファンブルをする間に4点目を献上。6回2/3を4失点で降板となった。
指揮官は「苦しいチーム状況であることは変わりないんで。だからといって、頭下げて後ろ向いて、背中丸めてやる野球はしたくないんで。誰か一人で活躍して勝てるような感じじゃないんで。一人一人の状態を上げるとか、全員で束になっていかないと、なかなか突破口は開けない」と、チームを鼓舞した。