【岡田彰布氏の眼】阪神の勝利たぐり寄せた浜地と湯浅の好投 後半戦も2人はキーマン

 「阪神1-0DeNA」(24日、甲子園球場)

 歴史的V字回復で、今季初の勝率5割での前半戦フィニッシュだ。阪神は大山悠輔内野手(27)の中犠飛で挙げた1点を、4投手が完封リレーで守り切った。3連勝締めで最大16あった借金を完済し、広島と並んで2位に浮上。デイリースポーツ評論家の岡田彰布氏は、好投した浜地と湯浅を後半戦のキーマンに挙げた。

  ◇  ◇

 阪神は1-0で勝利。どちらに転ぶか分からない展開で、浜地は七回、湯浅は八回をそれぞれ1回無失点。2人の好投でDeNAに流れを渡さなかった。

 浜地は2死から代打・山下に16球粘られて見逃し三振に仕留めた。四球を出さずに3人で抑えたのは大きい。ただ、山下の場面は変化球の投げ損ないがあったのは少し無駄に感じた。浜地なら変化球に頼らなくても、直球で勝負できる。

 湯浅は直前の七回の攻撃が4球で終わった後に登板した。嫌な雰囲気はあったが、3人で抑えた。1死から桑原の中飛は横浜スタジアムなら本塁打だったかもしれない。だが、地の利を生かすというか、甲子園は広いから大胆に思い切って投げればいい。

 2人の直球はアルカンタラより力があると思う。ただ、変化球が抜けることがあるため、今後は低めにあつめることが課題だろう。

 チームは最多借金16を完済。よくここまで戻したと思う。やはり投手陣の踏ん張りが大きい。そういう意味でも、後半戦も2人はカギを握る選手になる。

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