阪神2軍 井上6号3ラン 「あれが理想」指揮官絶賛の当たり 5打点大暴れ

 1回、3ランを放つ井上(撮影・石井剣太郎)
 1回、3ランを放った井上(32)は平田2軍監督(左から3人目)らとタッチをかわす(撮影・石井剣太郎)
 2回、適時二塁打を放つ井上(撮影・石井剣太郎)
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 「ウエスタン、阪神7-0中日」(17日、鳴尾浜球場)

 外角高めの直球に、阪神・井上は軽くバットを出した。そのスイングとは裏腹に、白球はグングンと伸びて右翼防球ネットに突き刺さる。「ボールを上からつぶすイメージで打席に入りました」。今季6号先制3ランは、大砲らしい一発だった。

 初回1死一、二塁。この日のファーストスイングでアーチを描いた。二回1死満塁ではフォークを捉え、左中間フェンス直撃の2点適時打。5打点の荒稼ぎで今季43打点とし、ウエスタントップをキープした。平田2軍監督は「右に大きいのが出たり、左中間に(いい当たり)。あれが理想じゃないかな」と称賛した。

 試合後に日課としているのが室内での打ち込み。「ナイターで1軍の試合がやっているけど、のんきに見ている場合じゃない」とひたすらバットを振り込む。「毎日練習をするのは当たり前ですけど、やっぱり打てないと練習が足りないんだなってつくづく思います」。16日・中日戦(鳴尾浜)では、5打数無安打。結果が出なかった後もいつもと変わらず打ち込みを行い、快音につなげた。

 「やっぱり練習して、少しでも(1軍に)近づけるように」。若きスラッガーは練習の虫。その努力が報われる日は確実に近づいている。

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