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阪神・近本 球団記録30戦連続安打 日本新へ「もうちょっと頑張ろうかな」

 「阪神3-2広島」(6日、甲子園球場)

 みんな待っていた。甲子園の阪神ファンが大歓声で祝福した。阪神の近本光司外野手(27)が、四回2死から30試合連続安打となる中前打を放ち、マートンが持つ球団記録に並んだ。チームの今季広島戦初勝利を導く一打で、新人年から4年連続となる100安打も記録。偉業達成にも、ここで満足することなく、さらに安打を積み重ねていく。

 近本が鳴らした快音と同時に、聖地が揺れた。痛烈な打球が中前に弾み、固唾(かたず)を飲んで見守った虎党の歓喜が爆発。スタンドでは「30」、「100」と記された2枚の「CHIKA-MOTOR」パネルが踊った。

 「素直にうれしいです。毎試合ヒットを打ちたいというのがあるので、それの積み重ねの結果だと思います」

 2点ビハインドの四回2死。そこまで無安打に抑えられていた床田の147キロ直球を捉えた。その一打を皮切りに、チームは一挙3得点で逆転に成功して今季広島戦初勝利。猛虎打線の着火剤は、やはりこの男だった。

 この一振りで虎の偉人たちと肩を並べた。2011年・マートンに並ぶ球団トップの30試合連続安打。さらには吉田義男、後藤次男に続く球団史上3人目の新人年から4年連続100安打をマーク。安打製造機にふさわしい称号が2つ増えた。

 「記録にこだわりがないんで、正直どうでもいいんですよ」。球場がざわめく中でも、いつもと変わらない表情でベースを踏んだ背番号5。ここに、プロ4年目の進化の証しがあった。

 1年目から159安打を記録。それでも、毎試合結果が求められるプロの厳しさを痛感していた。安打が出ない度に焦りを感じ、安打を放ったときの安堵(あんど)感も足かせに。数字にメンタルが振り回され、自分のスイングができない試合も多くなっていった。

 大学時代から近本の打撃を指導し、会話を重ねてきた植松弘樹トレーナー(27)は「(今は)確実に、プロ1年目に話していた内容と全然レベルが違う」と証言する。年数を重ねる度に、結果に目を向けない思考にシフトチェンジ。一喜一憂する自身と別れを告げ、さらなる高みへと歩を進めた。

 球団の連続試合安打記録更新となる「31」、NPB記録に並ぶ「33」と挑戦は続く。「記録を残すことでいろんな連絡があって、僕は元気をもらっている。そういう人たちのために、もうちょっと頑張ろうかな」。記録のことで気持ちは揺るがない。淡々とHランプをともし続ける。

 ◆ちなみにメジャーは… メジャー最長の連続試合安打は1941年・ジョー・ディマジオ(ヤンキース)が記録した56試合。MLB通算2214安打の大選手で、銀幕の大スター、マリリン・モンローとの結婚も話題を呼んだ。

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