3連敗の阪神 先発陣が心配 4戦連続KOに矢野監督「こういう時期がある」
「DeNA6-5阪神」(30日、横浜スタジアム)
九回2死。微妙なタイミングとなった本塁クロスプレー。矢野監督のリクエストも実らず、阪神は逆転サヨナラ負けでの3連敗となった。中日相手に3連勝を決め、上位進出を狙って乗り込んだ横浜。下位のDeNAに3タテを食らい、5位に転落してしまうとは…。
今季3度目の救援失敗となった岩崎もさることながら、ここに来て心配なのが4試合連続でノックアウトされている先発陣だ。26日・中日戦での西純を皮切りに、今カード3連戦は西勇、ガンケル、ウィルカーソンが試合を作れずに降板。気温の上昇に比例するかのように、先発陣の疲れが目立ってきた。
「先発が我慢しきれてないんでね。暑いし、(ずっと)投げてきたみんなやから。よく頑張ってくれていたから、こういう時期があると思う」。一時は盤石の態勢を誇っていたローテ6人衆だけに、指揮官の表情も曇る。
西純に続いて、この日、ガンケルの出場選手登録を抹消。矢野監督は言葉を濁したが、ウィルカーソンの次週登板は微妙な状況だ。「打線が点を取るとか、守備でカバーするとかっていう部分も含めて、乗り越えることは必要かな」。突如訪れた“先発陣の崩壊危機”。2軍で結果を出してきた才木、桐敷らの代役だけでなく、野手陣も含めたチーム全員で耐えるしかない。