阪神・矢野監督「ゼロで行ってしまったのがある意味全て」初回無死満塁の無得点嘆く
「ロッテ3-2阪神」(29日、ZOZOマリンスタジアム)
阪神は八回に佐藤輝の12号2ランで1点差に迫ったが惜敗。今季2度目の同一カード3連勝を逃した。
試合後の矢野監督の一問一答は以下の通り。
-伊藤将司の印象は。
「まあちょっと、球を操れている感覚が将司(伊藤将)にしてはなかったかなと。もちろん、ここ独特の帰ってくる風とか。そういうのもあると思うけど、ちょっと苦しんでいるなという感じがそのまま出ちゃった感じかな」
-打線は初回無死満塁で得点を奪えなかった。
「そこしかないよね。あそこでゼロで行ってしまったのがある意味全て、と言ってしまったら言い過ぎかもしれんけど、あそこでゼロというのは。一気に崩せるかもしれない状況だったんで。悔しいね」
-ロッテ先発のロメロの印象は。
「うーん…、力の加減を多少変えたり、リズムを変えたりするぐらいで、あんまりそんなに大きな特徴があったという感じではないと思うんだけど、追い込んだら球にちょっと力入れてとか、そういうことはやってるかなっていうタイミング変えてるのかなあと思ったけど」
-スタメンに右打者を並べた。
「いやいや、右バッター並べるっていうか、もちろんコンディションのこととかさ、いろいろあるし、別にロメロだって右バッターの方が打ってるとかそんなことないんだけど、左だって打ってるし、今日も実際左が打ってるから。それは関係ないんだよ。チームを動かしていく上で使わなあかん時期もあるし」
-上位と6番の糸原が調子いい。
「うーん、まあまあ1、2番が出るとね、チャンスをいっぱい作るような形になってきてるし、昨日は悠輔(大山)が返してっていうところで、流れを持ってこれたから。今日はやっぱりテル(佐藤輝)が最後ホームラン打ったけど、試合の中ではやっぱりあそこで打たないと『チャンスを作っても』っていうことになるんで、まずはうちとしてはその、1、2番が出てっていうところと、健斗(糸原)が行けば一気にもう大量得点とかになってくる形になるんで、そこは理想だとは思うんだけど」