阪神・ウィルカーソン快投 8回5安打無失点で佐藤輝の一発呼び込んだ!

4回、汗を飛ばしながら力投するウィルカーソン(撮影・田中太一)
3回、安田を二ゴロに打ち取り一塁ベースカバーに走るウィルカーソン(撮影・開出牧)
6回、中村奨に左前打を打たれ、福原投手コーチ(左端)からアドバイスを受けるウィルカーソン(中央)=撮影・開出牧
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 「ロッテ-阪神」(27日、ZOZOマリンスタジアム)

 阪神先発のアーロン・ウィルカーソン投手投手が、来日最長となる8回を投げて5安打無失点と好投した。

 今季完全試合を達成した最速164キロの剛腕・佐々木朗との投げ合い。立ち上がりから緩急を使った投球術で凡打の山を築いた。四回は、先頭の中村奨に左翼に安打を許したものの、続くレアードを遊ゴロ併殺。後続も抑えて得点を与えなかった。

 再びのピンチは六回だ。1死から、荻野、中村奨に連打を浴びて一、二塁とした。だが、レアードを左飛。5番・佐藤都は中飛に打ち取って乗り切った。

 抜群の安定感で試合を作った助っ人右腕。2回連続で中5日での登板となったが、しっかりと仕事を果たした。登板前には「佐々木(朗)のような速い球は投げられないし、彼が持っているような球種はないけれど、ロッテ打線に対して自分の強みを生かして抑えていきたい」と意気込んでいた。

 1点リードの九回には、守護神・岩崎がマウンドに上がり交代。4勝目の権利を手にし、勝利のバトンを託した。

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