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阪神・長坂「シビれた」攻守でG倒演出 4年ぶり先発マスク「何とか爪痕を」

 「阪神2-1巨人」(21日、甲子園球場)

 4年ぶりにスタメンマスクをかぶった阪神・長坂拳弥捕手(28)が攻守に大ハッスルだ。好リードで投手陣を引っ張り、八回には自慢の強肩で前夜に続いて増田大の二盗を阻止。攻撃でも二回にセーフティースクイズを決めて貴重な追加点をもたらした。初のお立ち台では「めちゃくちゃシビれました」と絶叫。梅野の離脱で巡ってきたチャンスで殊勲の働きを見せた。

 ナインと喜びのグータッチを交わす長坂の表情に、安堵(あんど)と充実感がにじむ。九回1点差に迫られ、なおも無死一、二塁。最後は2死満塁のピンチをしのいでの勝利だけに一層、喜びは倍増した。プロ6年目で初のお立ち台。満員のスタンドをぐるりと見回し、「すっごい気持ちいいです!」。絶景をかみ締め、満面の笑みで大歓声を味わった。

 「何とか爪痕を残そうと」。4年ぶりの1軍スタメンマスクのチャンスを逃すまいと、攻守で確かな爪痕を残してみせた。

 二回無死一、三塁。初球を鮮やかに一塁前に転がし、セーフティースクイズを決める。途中出場の前夜は、2度の得点機でともに三振。「昨日は悔しい打席が続いてしまったので、チャンスの場面で何とかしたかった」。終わってみれば、1点差での逃げ切りとなっただけに、この2点目が実に大きかった。

 捕手としては初コンビとなるウィルカーソンの持ち味を存分に引き出し、最後は岩崎と絶体絶命のピンチを切り抜けた。さらに八回は増田大の二盗を阻止。2試合続けてスペシャリストを刺し、「僕が一番アピールしたいのは盗塁阻止なので」と胸を張った。

 チャンスは突然やってきた。梅野の出場登録が抹消された18日、急きょ1軍へ。ヤクルト戦の試合開始直前に神宮へ到着した。この日のスタメンを告げられたのも延長戦となった20日の試合後、日付が変わる寸前だった。「緊張も多少はありましたけど、昨日は本当に悔しかったので。やり返してやろうという気持ちの方が強かった」と武者震いした。

 初めてとは思えぬ“役者ぶり”も披露する。お立ち台では「たぶん、あんまり打てると思われてないので…」とスクイズの場面を振り返って笑わせ、後半の質問にはすべて「めちゃくちゃシビれました!!」のフレーズを4度繰り返してスタンドを沸かせてみせた。

 近本、大山、藤浪、木浪、北條…チーム最多人数を誇る同学年には主力が名を連ねる。「みんなに負けないようにと、ずっと思っています。本当に僕のプロ野球人生を変えるチャンスでもあると思うので頑張りたい」。遅ればせながらやってきたヒーローは、端正なマスクを引き締めた。

 ◆長坂 拳弥(ながさか・けんや)1994年4月28日生まれ、28歳。群馬県出身。173センチ、75キロ。右投げ右打ち。捕手。背番号57。今季推定年俸700万円。高崎健康福祉大高崎から東北福祉大を経て、2016年度ドラフト7位で阪神入団。17年10月5日・中日戦(甲子園)でプロ初出場。

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