阪神・湯浅 12戦連続0封で防御率0・98 安定感抜群のセ単独2位12H

巨人打線を封じる湯浅(撮影・高部洋祐)
 8回を無失点に抑える湯浅(撮影・田中太一)
 8回、中山を三振に仕留め、雄たけびを上げる湯浅(撮影・高部洋祐)
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 「阪神2-1巨人」(21日、甲子園球場)

 安心して任せられる。八回に2番手で登板した阪神・湯浅京己投手(22)が、1イニングをまたしても0点に抑えた。自身の連続試合無失点を12まで伸ばし、リーグ単独2位の12ホールド目をマーク。勝利のバトンを確実につないだ。

 「ウィルクがいい投球をしてくれていましたし、絶対にゼロで抑えて岩崎さんにつなごうと思ってマウンドに上がりました」。走者を背負いながらも13球で自分の役目をしっかり果たした背番号65は胸を張った。

 先頭の中島に四球を与えたが、動じなかった。大城を147キロ直球で中飛に打ち取り、続く中山の3球目で捕手・長坂が代走・増田大の二盗を阻止。中山は4球目のフォークで空振り三振に仕留めた。「本当に拳弥さん(長坂)にも助けてもらって、その次のボールであのイニングを終われたことも、流れの中では良かった」と、この日のヒーローの好アシストにも感謝した。

存在感マシマシ

 抜群の安定感は数字が示す。防御率0・98とついに1点台を切った。それでも「任された場面を全力で抑えにいった結果なので」と一切の油断も慢心もない。「しっかりこのパフォーマンスを継続して、チームの力になれるように頑張っていきたい」と頼もしい。大反攻を期する矢野阪神にあって、4年目右腕の存在感と信頼度は日に日に増していく。

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